2012年11月30日金曜日

Japan week その2

いやぁ、昨日でJapan Week終わってしまいました。

バレンシアの方々に日本の文化、伝統を知って頂く事ができ、日本では中々お会いできない方や、多くのスペイン人の方々とお話ができ、本当に良い経験になりました。
何よりも、自分自身が思う存分このイベントを楽しませてもらえたと思います。

特に、前の投稿にも書いたのですが、「TOKARA」の演奏は本当に凄かった。結局、3度も観に行ってしまいました。そして、すべての回でスタンディングオベーション。本当に本当に素晴らしい演奏で、不覚にも29歳にして、3回全てで涙してしまいました。(歳のせい??)

そして、そのたびに思っていたのは、「本物」という言葉。

さて、「本物」とは何か?


「どんな状況に置いても、他人を本質的に良い方向へ導く人/もの」


かな、なんて思っていたのですが、こうなってくると、「本質的」、「良い方向」という言葉の定義が必要になってきますね。
もっともっとこの言葉について考えていかないといけないですね。

規模は全然違うものの、同じ海外で生活することを選択し、海外でその国の伝統に勝負しようとしている人間として、とても勇気をもらった一週間でした。

2012年11月28日水曜日

Japan week

今、バレンシアではJapan Weekという日本の文化を紹介するイベントが行われています。(http://www.japanweek2012.es/wp/index.php)

23日から始まり、ほぼ毎日のように展示や講演を観におじゃましているのですが、今まで知らなかった日本の伝統工芸や、こういったものにスペイン人は興味を持つんだという発見が色々とあり、とてもいい経験をさせていたもらっています。

特に、今日は茶道のお手伝いをさせて頂き、海外での茶道への関心の高さを肌で感じることが出来たり、色々な方と知り合うことができたり、薄茶や茶菓子を頂くことができたりと、多分日本にいたら感じることができなかったであろう感覚を得ることが出来てとても感慨深いものとなりました。

また、茶道のお手伝いの後に観た「剱伎衆かむゐ」と「TOKARA(太鼓)」の方のパフォーマンスは秀逸でした。もう、観て、聞いているだけで身体が勝手に動き、鳥肌が立ち、久しぶりに人前で涙をしそうになるぐらい。

「TOKARA」には外国の方も演者として出演しておられ、またその素晴らしいパフォーマンスにビックリ。今まで何度か太鼓の演奏会には行ったことがあったのですが、彼のはまた別格。なんと表現したらいいのかわからないのですが、日本の伝統的な楽器である太鼓を叩いてリズムも太鼓なのですが、彼が叩くとそれは太鼓であって太鼓でないものに成るのです。彼はきっと「守破離」そのものを実践、体得している人なのではと思えるくらい。

こちらに来て、こんなにも「日本人で良かった」と思ったことは無いくらいでした。
日本という国、人、文化がこんなにも素晴らしいものなのだということを再認識させてもらいました。
その素晴らしい日本という国を作ってきた先人たちに恥じないよう、我々もきっちりと日本という国を守ってそして、変えて行かなければいけないと心から思うことが出来ました。
また、このイベントを裏方で支えていらっしゃる方々にも心から感謝致します。

2日残っているので、存分に日本を楽しんできたいと思います!!

2012年11月19日月曜日

アップできてなかったぁぁぁ。

すみません。先々週の大事な試合の結果と内容報告が消えてしまっていて、UP出来てなかったようです。。。

ということで、結果だけ報告。
相手はSan joseという古豪で、その時点で3位。我々と似たようなスタイルのチームで、繋ぎながらも早い攻撃を常に狙っており、我々よりも精度が高いイメージ。それに対して我々はとにかく今までよりも更に直接的な攻撃を意識。

結果、我々の狙いが的中!!早い攻撃から早々に2点をもぎ取り、相手に焦りを与えると、相手から自滅。彼らの良さであるボール保持の上手さを放棄し始め、大事な場面で蹴ってくる展開に。そうなれば我々にもスペースができやりやすい展開に。更に点数を重ね、結果は6−2で完勝!!

正直試合前は引き分けでもいいかなと思っていた試合だけに、嬉しい結果。
更に、その週に練習をきっちりしていた選手が活躍し、選手自身にもきっちりと練習すればいい結果が生まれるという気持ちが芽生えてきたようで、2重に嬉しい試合となりました。


と思っていたら、先週末の試合は散々。。。勝ったものの、相手が格下ということもあり、かなり手を抜いて試合をし、何も得ることのない試合に。。。
2週後にバレンシアCFとの試合があるというのに、最悪でした。

我々コーチ陣もこういった試合でどうモチベーションを高めて、次に繋がる試合をしていくのかはかなり大事な資質なんだなと感じ、勉強になりました。
今後、無駄な試合がなくなるよう、何が出来るかを考えなければ!!!

2012年11月6日火曜日

本日発売!!

ちょっと宣伝になってしまいますが、我が監督ルイスへのインタビューが本日発売のサッカークリニック12月号に載っています。
私も協力者として名前が載っているようなので、時間のあるときにでも見ていただければと思います。宜しくお願いします。

サッカークリニック12月号(バレンシア州の指導者に聞く)
http://www.sportsclick.jp/magazine/soccerclinic/new/index.html

2012年11月5日月曜日

リーガ初敗北。。。

負けました。

昨シーズンは負けなしで優勝、今シーズンも2連勝で迎えた本日のリーグ1位との試合。簡単な試合になると思ってなかったのですが、やはり厳しかった。。。

スペインに来て、初めてのリーグ初敗北。
トーナメントでは何度か負けているのですが、リーグで負けるのは初めて。トーナメントの敗北感と、リーグの敗北感はかなり感覚が違いますね。正直、めっちゃ悔しい。こんなにも悔しいのかと思うくらい悔しい。
まあ、いつかは来る初敗北が一番嫌なタイミングで来ちゃいましたね。ただ、リーグなのでもう一度戦える機会があります。そこで勝つために彼らをきっちりと分析して、対策をうたないといけないですね。


試合の内容に少し触れておきたいと思います。
相手は名門Cracks。トップチームはバレンシアCFと関係の強いチームで、バレンシアCFの育成の意味も担っているチーム。彼らは現在2連勝中、勝ち点は同じながら得失点で1位。しかも彼らはU-11で我々よりも一学年上。

前半始まってすぐに我々の狙いである、センターでボールを少ないタッチでさばいて、目線をセンターに持っていったところで、サイドに開くという攻撃の形が出て幸先良くスタート。しかし、彼らの体格の大きさがじわじわと効いてきて、リバウンドを拾えなくなり押し込まれる状況に。そんな中、相手FKからクリアミス→高く上がったボールを頭で押し込まれるという形で失点。続いて、我々のGKがバックパスを焦ってキャッチしてしまい、間接FKから失点。決して崩されたわけでも、相手がボールを保持してきたわけでもない中、嫌な形での失点が続き前半が終了。

ハーフタイムには、相手のDFラインとMFラインの間にスペースがあるので、そこでFWがしっかり受けて、サイドへの展開の軸となることを指示、また後半始めにこちらが一点取れば試合はひっくり返ることを伝え後半へ。

やはり相手は体格の差を活かして、トップに当ててそれを拾ってシュートまでという戦い方を徹底。我々はMFを低めに設定するもセカンドボールを拾われて、必至でクリアして、の繰り返しで苦しい時間が続き、後半の半分を過ぎた頃に息切れ。連続で3点を入れられてしまい、万事休す。。。
1点を返すものの、最終的に6−1で敗戦。。、

サッカーの内容、パス成功率では我々が上回っていたものの、大量失点。正直、2点差以内で終わらせたかった試合。というのが、来週末が2位のチームとの試合のため、気持ちを落とさせたくなかったため。
ただ、ルイスが「優勝の為に、1回目の試験は失敗だけど、2回目は必ず合格しなければならない」と試合後に言ったことにより、彼らにも責任とモチベーションが見える顔つきをしていたので、とりあえず今週の練習の雰囲気を見て、どういう指導をするか考えようということに。



これから相手をきっちりと分析し、アウェーでの折り返し戦を勝てるように準備すると同時に、来週の試合に向けて準備したいと思います。