2012年12月31日月曜日

2012年から2013年

明けましておめでとうございます!!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

私は去年はバレンシア生活2年目に入り、なんとか言葉も覚え、生活には問題ないようになって来ました。また、本当に少しずつですが、お仕事もいただけるようになり、サッカークリニックに名前が載ったり、あるスペイン留学雑誌に寄稿が出来るようになったりと、日本にいた時には体験できないようなことをさせていただいております。
まだまだ、生活基盤ができ、安定して生活出来るような状態ではありませんが、少しずつですが確実に前進していることは間違いありません。
それもこれも本当に、皆様のご協力とご支援があってのことだと思っております。

本当にありがとうございました。

そして2013年、zakiは大きく前進します。バレンシア人生で大きな転換の年にします。
また、皆様頂いた恩を少しでもお返しできるように努めていきたいと思います。

2013年もどうぞ宜しくお願い致します!!

2012年12月30日日曜日

監督大集合会

さて、こちらは忘年会とか新年会とかいう雰囲気ではないのですが、クリスマス会みたいな1年に一回のクラブ所属監督大集合会が行われました。

それはクラブ主催で監督全員招待の夕食会。
トップチームから幼稚園生まで600名所属するクラブなので何人監督が来るのかと思っていたら、60名超!!!こんなにいたんですね、このクラブ。。。
(夕食会に向かう前)

さて、いつもの仲間と固まって座って夕食スタート。アホな話もしますが、80%はサッカーの話。あのチームがどうだ、今のうちの順位は何位で、こんな選手がいて、こんな先述なんだけど、どう思うとか、あの選手をうちのチームにくれとか。
また、給料の話も結構します。スペインでは日本のようにサッカー監督だけで生活できるのはごく少数。それに社会保障もつかない契約。みんな不安定な中サッカーの監督で生活できることを目標にして頑張っています。まさに選手だけでなく、監督も競争社会にさらされているのですね。

さて、そんな話で盛り上がってる中、今年の新入生約30名だけが呼ばれました。
僕としては何か貰えたりするのかな??なんて期待してたら、みんなでクリスマスの詩を歌った後から、前に並ばされて一発芸大会が始まりました。。。

(前に立たされた時の目線1)
(前に立たされた時の目線2)

そうなると、新人30名ぐらいの中で、外人1人の私は目立ちますわな。。。
名前を呼ばれ、「歌え」の一言。

ええええええ!!!

みんな盛り上がっているので、断ることも出来ず、ただスペイン語の詩なんて知らないので、世界的に有名だろうと思われる「上を向いて歩こう」を大熱唱してみました。酔っていたし、緊張でどう歌ったのかはわかりませんが、みんな盛り上がってくれて一安心。

その後は、みんなでスペイン語の歌を熱唱。本当に歌が好きで盛り上がるのが好きな国民なんです。
 (立ってる人は新人でもないのに熱唱中w)


それから1時間ぐらいまたみんなで会話をして終了。

60名の監督勢が1クラブに所属。そして、サッカーをする。本当に貴重な体験をさせてもらっています。
ただ、これだけの人数がライバルであることも事実。
身を引き締めて来年からサッカーと選手と向き合って行きたいと思います!!


最後に、いつも仲良くしてる若手監督3人です。
(左からルイス、アレックス、ホセ)

我々のリーグが休みの週に、アレックスとホセのチームが試合ということで、我が監督ルイスと試合を観に来た時の写真です。
この写真が貴重なものとなるよう、みんなでしっかりと勉強して来年も頑張って行きたいと思います!!!

2012年12月25日火曜日

第7回会員海外研修 in スペイン

先輩が行なっている海外研修。
3年前から毎年のように参加させていただいているのですが、毎回色々な気づきがあり、大きな刺激をもらえる研修。パッケージ化されていない、大名行列にならない、自分たちで切り開いて、現地の匂いや感触を実感できる研修。
毎日行われるミーティングでは最高の刺激が貰えます。

今年は私も3日間アテンドを担当させていただくことになりました。
私の所属チームを対象にして、町クラブがリーガのカンテラに勝つ秘訣などを当クラブの監督、テクニカル・ディレクターに聞いて行きたいと思います。

詳細を下記しますので、興味のある方は私宛でも、担当事務局宛でもよろしいので、ご連絡いただければと思います。

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【第7 回 会員海外研修 in スペイン 実施要項】
【目的】
 ・サッカー先進国(W 杯優勝国)にて、同志で寝食を共にしながら、日本との比較をする。
 ・研修を通して、自身のサッカー観・指導観を広げて、指導に活かす。
【主催】 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
【参加対象】 
 ・弊会の会員。現在指導している、もしくは今後指導者を志している方
  ※会員でない方で参加をご希望される方は、この機会にご入会いただくことで参加することができます。
   会員入会については弊会ホームページ上の「入会案内」をご参照ください。http://sportif-support.net
【目的を達成する方法】
 ・練習見学、指導者対談:コルネージャ(バルセロナ)、アルボラヤUD(バレンシア)
 ・試合観戦:トップ(FC バルセロナvs セビージャ)、育成(コルネージャU-16,FC バルセロナU-15,16)
 ・指導実践・講習:「インテンシティ」を理解を深める
 ・参加者間ミーティング:毎日参加者内でミーティングをし、お互いに情報を共有します。
 ・観光:バルセロナ(建造物)、バレンシア(動物園・建造物)
【日程・滞在地】
  期間:2013 年2 月21 日(木)〜3 月2 日(土)10 日間
  場所:スペイン(バルセロナ、バレンシア)
【概要】※現在調整段階ですので変更もあり得ることをご了承ください。()内は滞在&宿泊都市
2/20(水)or21(木):成田or 羽田空港集合・出発
2/21(木):バルセロナ着・練習見学・指導者対談(コルネージャ)
【バルセロナ】
2/22(金):ミーティング・練習見学・指導者対談(コルネージャ)・指導実践・講習
【バルセロナ】
2/23(土):育成試合観戦(FC バルセロナU-15- エスパニョールU-15)
【バルセロナ】
2/24(日):育成試合観戦(FC バルセロナU-16- テラスタU-16、コルネージャU-16)
      トップ試合観戦(FC バルセロナ- セビージャ)
【バルセロナ】
2/25(月):試合振り返り、移動(バルセロナ→バレンシア)
【バレンシア】
2/26(火):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-10)・観光
【バレンシア】
2/27(水):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-12)・観光
【バレンシア】
2/28(木):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-15)・観光
【バレンシア】
3/01(金):バレンシア発、バルセロナ着、バルセロナ発
3/02(土):成田or 羽田空港到着・解散       
※宿泊は、基本的に複数人部屋になります。 


【参加人数】定員8 名 (最小催行人数5 名) ※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
【現地コーディネーター】
バルセロナ:坪井健太郎氏:U.E コルネージャユースC 第2 監督
バレンシア:尾崎剛士氏:アルボラヤUD U-10 第2 監督
【参加費】 400,000 円(税込) ※原油価格の高騰により、航空券代が高騰していることが参加費に反映されていますことをご了承下さい。
 *料金に含まれるもの:航空券(成田or 羽田空港- バルセロナ)、国内移動列車(バルセロナ- バレンシア)、宿泊費、研修に関わる経費(現地協力スタッフ謝礼等)
 *料金に含まれないもの:日本国内移動費、海外旅行傷害保険料、超過手荷物運搬料金、観戦チケット代、現地移動費、現地食費

【お申込〆切り】 2013 年12 月30 日(金)12:00
【お問い合わせ先】
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-20-7 スワコモンズ107 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
 TEL/FAX 03-5272-2620   Mail:train @ sportif-support.net 担当、帯同スタッフ:伊藤

お申し込みいただくには、2 つの方法があります。
• メールで申し込む(train@sportif-support.net)
• ファックスを使う(03-5272-2620)
上記いずれの場合も、お申込者情報についてご回答の上、お申し込みください。
特に「必須」項目のご記入漏れがありますと、手続きが滞る場合がございますのでご注意ください。
いずれのお申し込みであっても、お申し込みいただきますと本会よりお申し込み確認のメールあるいはお電話を申し上げます。
もし確認のメールが届かない、電話がない場合には至急ご連絡をください(メール train@sportif-support.net あるいはお電話 03-5272-2620)。
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*お申込者情報:★必須項目です
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★ 1:氏名
★ 2:ふりがな
★ 3:性別
★ 4:生年月日
★ 5:メールアドレス
  6:職業(会社名・学校名など)
  7:所属チーム(特にないようであれば、「なし」で結構です)
★ 8:ご自身の立場(次からご選択ください)
   選手・指導者志望・指導者・フィジカルスタッフ・メディカルスタッフ・その他(  )
★ 9:入会状況(下記よりいずれかをご選択下さい)
   会員である(正会員・一般会員・学生一般会員・賛助会員)
   新規入会する(正会員・一般会員・学生一般会員・賛助会員)
★ 10:参加動機
   300 字程度で、本研修への参加動機をぜひお書きください。
★ 11:ご住所(〒、都道府県、市区町村、番地、建物等)
★ 12:電話番号(携帯可)
  13:FAX 番号
★ 14:メモ(ご要望・ご質問があれば)
 →未成年でご参加希望の方は、保護者のご承諾が必要となります。その場合、保護者氏名・生年月日・住所(住所が異なる場合のみ)・緊急連絡先電話番号を上記欄にご記入ください。
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取り消し(キャンセル)について
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・本プロジェクトでは本サイトの他の取り決めに関わらず、お申し込み後のキャンセル(取り消し)の場合、キャンセル料(参加費の70%)が発生いたしますのでご注意ください。出発日前日以降では100% のキャンセル料となります。
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ご返金について
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・お客様名義の銀行口座あるいは郵便振替口座への入金により返金処理をいたします。
なお返金に関わる振込手数料はお客様のご負担となりますので、ご入金済みの場合には参加費から上記「キャンセル料」に「振込手数料」を加えた金額を差し引いて振り込まれます。ご返金には2週間程度お時間がかかります。
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参加費のお振込口座について
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参加費のお振込口座は以下でございます。お振り込み手数料はお客様のご負担となります。
◆銀行口座 銀行名:三菱東京UFJ 銀行 江戸川橋支店 口座番号:普通 1123371
 名義:特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会 代表理事 加茂周
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お問い合わせについて
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NPO 法人スポーツ指導者支援協会 担当:伊藤慧(いとうさとし・プロジェクトマネージャー・帯同スタッフ)
TEL/FAX:03-5272-2620 メールアドレス:train@sportif-support.net

ご不明な点・ご質問・ご相談などございましたら、お気軽にご連絡下さい!


2012年12月24日月曜日

UD Betera vs Alboraya UD

先週は、今年最後の試合を戦って来ました。

相手はUD Beteraというリーグ中位に位置している中々侮れないチーム。
去年のリーグでは勝ちはしたものの球際の厳しさでかなり苦しめられた記憶があり、フィジカルを前面に押し出したチームのイメージ。

今年最終戦ということもあり、気合入ってくるかな、なんて思っていたのですが見当はずれでした。クリスマス前で半分浮かれ気分。何を貰うかの話しかしません。。。
監督ルイスが静かにしろといっても中々静かにならず、半分手がつけられない状態。こんなにも素直にイベントに反応するのかと思うぐらいに浮かれ気分。ただ、そこは我々もしめなければいけないので、かなり強い語気で話をしました。

(この時点で既にウルサイ。。。)

というのも、ここ最近の3試合で1分2敗。勝ちから遠ざかっているため、ここで負けてしまうと精神的にも勝ち点的にも厳しい状態に置かれることになってしまうからです。
彼らに我々の置かれている状況を伝え、今日負けてしまうと上位に食い込むことが難しくなるとハッキリと言いました。まあ、それでも彼らは何の気もしない感じで飄々と聞いていましたが。。。

さて、試合ですが試合開始早々にルイスが記録表を忘れていたことに気付き、私がロッカールームに取りに行く事に。ほんの2分足らずのことだったのですが、なんとその間に失点していました。。。それを伝えてくれた時のルイスの顔は当分忘れそうにありません。相手のクリアボールが逆サイドのポストの角に入ったらしく、もうどうしようもなかったとのことでした。
その後、きっちりと2点を入れ替えして前半を2−1で折り返し。

前半の入りからなんとなく感が漂っており、またベンチでもサッカーと関係ない話をしたい放題。なんどもルイスと私が注意しても止まらない。その上、ハーフタイムのミーティングでもルイスの話を全然聞いてない。。。二人で顔を見合わせてしまいました。。。

後半は始まり、早速失点。。。もう。。。言葉が無いです。。。
もちろん、全ては我々の持って行き方が悪いのですが、なんとも因果応報というかなんというか。11歳以下のチームは全員を平均的に試合に出さなければならないので、努力しなくても、どういう態度とっていても出られるという安心感があるんです。。。もちろん個人的には差は付けたいのですが、クラブの方針なだけにどうしようもありません。。。

さて、その後の後半は自分たちでもヤバいと気がついたんでしょうか、それとも監督2人がすごい形相をしているのを感じたのでしょうか、それからはきっちりとボールを保持して、丁寧にプレーしてくれました。その結果、7−4という大きな試合にはなってしまいましたが、勝利をおさめることが出来ました。
最近は、点が取れずボール奪取→フィニッシュのトレーニングを徹底的に行なってきたので、その成果は出たかなと言う感じ。

ただ、試合に望む態度が激しく悪いのでそれはきっちりと教育しなければならないですね。
これで今年のリーグは終了です。年末にトーナメント戦も無いみたいなので、ホントに全て終了。これから、今年の試合とトレーニングを復習して来年を迎えたいと思います。

では、皆様!!
メリークリスマス&良いお年を!!












2012年12月22日土曜日

陶芸&ぎゅ〜〜タン


久しぶりにサッカー以外のことを書いてみようかと思います。

先日、バレンシアでお世話になっている先輩陶芸家の展示会が始まったのでお邪魔してきました。
そこには、日本人、スペイン人共にたくさんの人が見に来ていて、色々な作品を観れたし、色々な人と話が出来て楽しかったのですが、そこでその先輩が陶芸教室をしているのを友達のスペイン人に伝えると、「今週行こう!!」との事。さすがスペイン人、即決でした。私も近々お邪魔する予定があったので、一緒に行く事に。

当日は、先輩のアトリエに集合し、早速作業開始。
今回は轆轤は使わず、手捏ねで茶碗を作ることに。私は以前作ったモノに色付けの作業です。
作業が始まると、さすがスペイン人、各々の感性をもとに手が動き始めます。そもそも日本文化に興味のある友人なので、イメージはお茶碗。
出来上がりはコレ↓

お茶碗のつもりが丼になったり、花瓶になったりと思い通りにならないものです。。。
おちょこは上手に出来ました!!
一週間後に削りの工程をしに又来ます。

陶芸の後は、2人と近くの市場へ。
クリスマス前ということで、かなりの人で賑わっていたのですが、その中で以前から欲しかった「牛たん」を発見!!
前に大きな市場で探していたのですが無くて、買うの諦めかけていたですが、クリスマス前に発見したということで、テンションMAXで購入。
スペイン人の友人曰く、牛たん見つけてあんなにテンション上がるのはお前ぐらいだって。。。FBに日本人が牛たん見つけてテンション上がってるって書いてやるって。。。いいじゃん、好物なんだもん!!!
でも彼が言うのも最もで、こっちで牛たんは人気無いみたいです。その証拠に、なんと1kgが5ユーロ(約500円)!!素晴らしい価格破壊です。日本なら6枚前後で480円とかなのに。。。

その牛たんはまさに舌そのもの。切り落としたままです。写真を取り忘れてしまったのが残念ですが、ホントに舌のままのでちょっとグロい感じ。下処理もされていません。

そこで、家に帰って早速牛たんの下処理開始。

まず、皮を剥ぐために熱湯に1分ぐらい舌をくぐらせます。その後、舌の先端と根本を切り落とします。(ここは身が硬いのでスープに使います)
そして、白く少し茹でられた部分を舌全体にわたって、包丁でそぎ落としていきます。私の場合は、皮だけでなく身も薄くカットしました。そうして出来上がったのが、コレ↓

大きいのが舌のメイン部分。舌の2つが先っぽと根本です。
これから、メイン部分を薄くカットして、焼肉用に仕上げます。

今年のクリスマスは、一人仕事をしながら家焼肉になりそうです。
来年年始からいきなり初仕事と、指導者学校が始まるので、うかうかしてられません。

気合入れながらリラックスしていきたいと思います。
今日もバレンシアは22℃。最高のサッカー日和。
今年最後の試合、勝利をもぎ取りに行って来ます!!

2012年12月9日日曜日

CFF Ciutat de Torrent vs AlborayaUD

現在3位のCFF Ciutat de Torrent とのアウェーでの試合。

今週は、木曜日が祝日ということで、週に1度しか練習できませんでした。ただでさえ、先週負けて気持ちが落ち始めている時に、練習できず、上位との連戦が続くのはちょっと嫌な感じですね。なんとも出来ない事なのですが、出来れば避けたい状況ではありました。

試合は相手が1学年上のチームということもありパワーで押してくるサッカーで、FWの大きな選手を中心に据え、DFのキック力のある選手が大きくクリアしたところからサッカーが始まるといった戦い方をするチームでした。

ただ我々もそういったチームとは今季のリーグで何度も対戦してきたこともあり、DFにも多少の慣れだ出てきており落ち着いて対応できている上に、カバーリングのトレーニングもしてきていたので、危なげなく試合を進めることが出来ました。
我々は相手の大きなサッカーにリズムを崩されながらも、奪ったらサイド、サイドから中、というサッカーを繰り返し、前半早々にサイド攻撃から先制。そこからは一進一退の攻防が続くも、ゴール前ではきっちりと守ることができ、前半を1−0で終了。

ハーフタイムは相手のサッカーが全てセンターバックのクリアから始まっているから、そこにFWがきっちりとアプローチをかけること、コーナーキックがキック力を活かして、常にファーサイドを狙っていること、相手右サイドが攻めやすいことを伝えて、簡単に終了。

後半は、相手も我々の弱い部分(センターバックが走るのが遅い)を狙って、サイドの深い位置にボールを蹴りこんでくるようになり、そこからチャンスを作られる展開。
我々もそこにサイドの速い選手を当てるも、カバーが遅れ失点。
そこからは相手ゴール前、誰も居ない状況でゴールを外すなどチャンスをものに出来ない状態が続き、少し嫌な状態が長い時間継続。

すると、我々のFWが相手を外していい動きからボールを受けシュート、ゴール!と思いきや、オフサイド。。。確実にオフサイドじゃなかったので、監督とともに「何でや〜」と叫んで抗議している間に相手の早いFKから失点。。。後半終了2分前。。。

激しく反省。。。

大事な試合を落としてしまいました。
選手達は審判のせいで負けたとずっと言ってましたが、そこは監督が一言。

「今日の負けは審判のせいではない。我々がサッカーで負けた。それだけだ。」

こっちの子供達(大人も)はとにかく人のせいにしようとする傾向があるので、この監督の言葉には納得だし、この監督に付いて来て良かったと思える瞬間でした。(その後しっかりと審判室に行ってみっちりと抗議しまくってましたがw)

私も、第二監督である以上、起こり得る状況を考えてしっかりと対応しなければならなかったなと猛反省。。。抗議もしなければならないけど、しっかりと選手たちの動きも見てないといけない。大事な試合で負けてはしまったのですが、すごい勉強させてもらいました。

きっとこうやってスペインの選手、監督はサッカーが上手く、したたかになっていくんでしょうね。
気を取り直して、次節に備えます!!!

2012年12月6日木曜日

AlborayaUD vs Real Madrid U-11

今日はテレビでU-11のトーナメント戦をテレビで放送しており、それ私が所属しているクラブであるアルボラヤが出ていました。
しかも対戦相手はあのReal Madrid!!

いつも練習でみている子どもたちがあのReal MadridのU-11のトップチームと試合をしているとはプロの試合を見るよりも数倍気持ちが入るテレビ観戦です。



前半は80%以上Realがボールを保持し、試合もコントロールしていたのですが、Alboraya得意のサイドからの早いカウンターから先制点を奪取。その後、中央攻撃から浮き球一本で相手のDFの頭を超え、1対1を作り出し2点目。

終始攻め込まれる状況の中、相手のミスを見逃さず、それを得点に変えていくところはさすが我々のクラブ!!正直、技術的な部分を言えばAlborayaは確実に街クラブレベル。それでもReal Madridに対峙できるのは、彼らが自分たちの立ち位置を理解しているから。

自陣ゴール前では技術で勝てない、スピードで勝てないのが分かっているから、身体を使って徹底的に守る、攻撃時は相手の寄せが早い、体格的に負けるから少ないタッチでゴール前に持って行き、確実に仕留める。言うのは簡単なことだけど、きっちりトレーニングしていないと、どこかでほつれが出てくるもの。
本当にオーガナイズされている良いチームでした。


さて、前半残りはReal MadridのシュートがAlborayaのDFに当たっての不運なゴールがあり、2-1で前半終了。
なんともたくましい姿を見せてくれる選手たちに感動しながらも、Realの選手の質の高さにビックリ。同年代を指導している身としてかなり考えさせられるチームでした。




後半、やはりAlborayaはやり方を変えずそのままの形を継続。実際、相手も嫌がっていたので、監督としてもこのままの流れを保持していきたいのは当然ですね。
後半の入りは上々で、前半よりも相手のプレッシャーの位置が低くなったお陰で、GKからの構築がより簡単になり、自由度が増していました。ただ、RealはそのDFのボール回しからの縦パスに狙いを定めており、彼らもしたたかだなと感じました。

前半よりもAlborayaがボールを保持して前進できる機会が増え、相手のゴール前に侵入できていたのですが、RealのCBが戦術的にも、フィジカル的にもかなりいい選手で、そこで弾き返されてしまう状況の連続で、テレビを見ながら何度も飛び上がってしまいました。

それでもAlborayaは粘り強くプレーを続け、最後まで2-1の状況を守り続けました。
そして、待望の・・・

と言いたかったのですが、そこはさすがReal Madrid、持ってますね。
試合終了間際、サイドから崩し、センターにパス、キックフェイントでDFを引きつけて、逆サイドへパス、そしてフィニッシュ。という綺麗な流れでゴールされてしまい、2-2の同点で終了。

この試合を観てて思ったのが、サッカーはボールの扱いが上手いほうが勝つのではないということ。どう贔屓目に見てもAlborayaのほうが技術的、フィジカル的にも劣っていたけれど、結果は同点。でも、Alborayaは確実に頭のいい戦い方をして、効率的に点を取り、全てに置いて上回っているReal Madridと引き分けたのです。
これこそがサッカーを学び、サッカーをするということだと思います。

僕もこんなチームを作り、Real MadridやFC Barcelonaと戦って勝ちたいですね。

ちなみに、この大会にはFC Barcelona, Valencia CFも出場しており、FC Barcelonaの久保くん、Valencia CFの韓国人の選手も得点し、2人とも名前を連呼されるぐらいかなり注目を浴びていました。
きっと10年後には各チームの中心選手となっていることでしょう!!

あと、FC Barcelonaの10番の選手。あれは凄いです。。。

2012年12月3日月曜日

ValenciaCFに敗北。。。

負けてしまいました。
終わった後の率直な感想は、「勝てたのに・・・」でした。

もちろん、「たら・れば」は無いのは分かっていますが、「たら・れば」から課題を抽出して、第二戦に備えなければいけませんね。

では、試合へのの内容をざっとおさらい。

事前に他のチームの監督からValenciaCFのMFにはかなりのセンスを持った選手が居ることを聞いていたので、我々も今週はMFの両翼にディフェンシブな選手を配置し、相手がサイドへボールを運んだ際に、逆サイドはきっちり絞って、相手のセンターMFを2人でカバーする事をトレーニング時から徹底的に理解させてきました。
また攻撃時はいつも通り、相手の守備陣系が整う前にゴールまで運んでしまう事を意識して切替からシュートまでの連携をトレーニング。

その結果、試合開始10分、相手のMFに効果的なプレーをさせることなく主導権を握った試合を続けていたのですが、相手のFWがかなり手強く、DFが2人で対応するも、何度も一人で突破される展開。そうすると、GKからのパントキックを後ろ向きでノーバウンドでトラップして、運ばれそのままゴール。。。DFはきっちりカバーリングもしっかりしていたのに取られてしまった完全に個人にやられてしまった失点でした。

ただ、それ以降はDFもしっかり対応して、0−1で前半終了。
ハーフタイムは、前半特に気になっていた、相手左サイドの選手がボールを持った際は、常に逆サイドの選手を探し、長いボールを逆サイドに入れ、そこから攻撃をスタートするという傾向がみられたので、それに対して、我々の右サイドに少し高めの位置を取らせ、また、真ん中のMFに相手の左サイドと右サイドの位置を確認して、その真中にポジションを取るように指示。
相手にボールを配給させないことと、長いボールを途中でカットして、早い攻撃を仕掛けるための指示でした。

後半は、我々も相手の出方、抑えるべき選手を確認した後だったので、チャンスを何度も作り出すことに成功。GKとの1対1を2度作り出すも両方共に外してしまうも、ボールと試合をコントロールして優位にたって試合が進めることが出来ていたのですが、またあのFWです。サイドから上がってきたセンタリングを高さを活かしてDF2人が付いているにも拘らずゴール。。。しかも時間帯が後半26分。まだ時間はあるから行ける!と伝えるものの選手たちは意気消沈。そこから立て続けに2点を入れられていまい、結果0−4の敗戦。

最後の2点は完全に防げている失点で、本来なら0−2で終わらせたかった試合。
本当に悔しくはあるものの、第2戦にはかなりの期待が持てる試合運びだったので、今週きっちり分析して、またトレーニングをしっかりしなければと思います。

写真を撮るつもりだったのですが、力が入りすぎたのと、悔しすぎて完全に忘れてました。。。