2012年1月29日日曜日

TORRENT C.F戦

さて、今週はTORRENT C.Fとアウェーでの試合でした。
彼らは下位に位置しており、今までの戦い方からみて負けるような相手ではないため、
ルイスも今日はとにかく自分の陣地からボールを回して、きっちりと主導権を取っていこうという話をしました。また、今日のピッチはいつものピッチよりも大きいので、サイドの選手にしっかり開いいて受けることを指示していました。

試合40分前の光景(まだ着替えてない。。。)


ロッカールームでのミーティングを終え、ピッチに出ていくと本当に大きい。。。
縦横共にうちのグラウンドの1.3倍はある感じ。
子供たちはその大きさに驚きながらもアップを開始。

すると少し周りがザワザワ。。。
どした?どした?と子供たちもザワザワ。

そのザワザワの答えは、なんと試合開始3分前になっても審判がピッチに来てなかったのです。。。でも、両監督は至って冷静。まあ、こんなこともあるなということで、アップを続けることに(笑)子供たちも最初はザワザワしてたのだが、普通にアップを継続。「審判はいつ来るんだよぉ〜」なんて皆で文句を言いながらも30分程アップを続けていると、さすがに業を煮やした両監督が本部に行くと、5分後審判が登場。

???

なんと審判のロッカールームに呼びに来るのを待ってたそうです。。。
なんじゃそれ。
しかも、来てすぐに「はい、すぐ始めるからアップ止めて並んで」だって。
もう、何がなんだか。。。笑うしかなかったですね。。。

審判が来るのを待ってる選手たち


さて、試合の結果は16:0の圧勝。
その中での収穫はパブロくん。今まで2-3-1のDFで使っていたのですが、先週MFの中央で使ったらよかったので、今日もMFの中央でプレーをさせて見ることに。
やっぱりいい!!確かにテクニック的に他の子には劣るし、きっちりボールを蹴れない時もあるけど、その試合の流れを読む力はかなりのもの。
ここぞ!と言う時に我々が思ったことをしてくれるし、危ない!と思ったときにはきっちりと戻る。一番驚いたのは、いつもは弱いパスしか出せないのに、真ん中に入った途端、長い縦パスを入れてみたり、長いサイドへのパスをしてみたり、練習で見たことないプレーがチラホラ。。。ルイスと一緒に何だありゃって驚いちゃましたわ。
彼はバスケットボールも同時に習っており、試合の流れを読めるのはその影響もあるのかな、なんて思ってみたりして。
ホントにこっちの選手には驚かされることが多いなぁ。

来週からホーム&アウェーの2巡目。これからは知ってる相手との試合になるので、きっちり前回の試合を振り返って対策を練ることにします。

あと、明日また練習を1つ持ちます。
さて、準備、準備!!!

あ!!!!
それと、下記URLに行って、ドロップダウンリストからBenjamin-Dを選択してみてください。いいものが見れますよww
http://www.alborayaud.es/plantillas.php


2012年1月23日月曜日

初指導&失敗

いや〜、見事に初指導失敗しましたねw
まあ、今思い返すと色々とダメな部分が思い浮かびますが、最大のミスはグリッドの大きさですね。思ったよりも小さく作りすぎて狙った現象が出にくくなってました。
あと10mぐらい大きくしていればちょっとは変わったのではと思います。また、彼らの年齢に対して、少し条件を複雑にしたせいであまり理解できずに練習に入ってしまったことも大きな原因だと思います。これは子供だからということではなく、人に合わせて練習を組むという部分で決定的なミスだと思います。それが分かったのでこれからきっちりと修正していきます。
もっと楽しく、子供が気が付かない間にこっちの狙った現象が出てるってな感じに出来るといいなぁと思います。

まあ、どんな一歩にせよ一歩踏み出しました。全てはこれからです。
失敗したとは言え、ちょっとワクワクしている自分がいるのも事実。
求めていたものはこれ。この緊張感の中で足りないものを身に付けていきたいと思います。


-追記-
練習後、ちょいと凹んでたらルイスが来て、「まあ俺だって上手くいかないときはあるよ。だから気にしなくていいんだよ。少しずつやってこうよ。」って言ってくれて、更に先ほど家に帰った頃にメールで、「気にすんなよ。もしやりたかったらまた来週の月曜日に他のポゼッションの練習してみる?」だって。
ホント良い奴。良い奴過ぎてホントに困るぐらい。
これに甘えず、来週の月曜日に向けてきっちり考えて、楽しく競争の出来る練習を考えたいと思います。
少しずつ時間はかかっても歩を進めていかないとね。

2012年1月20日金曜日

初お仕事

今週から2週間、短期でバレンシアのあるチームにサッカー留学している日本人選手たちのサポートをしています。
日本にいる時からお世話になっている方のお手伝いをさせていただいている程度ですが、こちらに来て初めてのお仕事ということで、ちょっとですが歩を進めることが出来たかなと。
また、プロチームの練習を直に観ることが出来、コーディネーターとしての仕事も勉強出来るということで、願ったり叶ったりの状況を真剣に楽しんでます(笑)

これから長い間ここに住む覚悟をしてるので、サッカーの勉強はもちろん、空いてる時間を有効活用してお金を生み出す方法を見つけないといけません。
これって結構難しいんです。。。
なので、思いつきで全然結構ですので何かアイデアがあればアドバイスくださ〜い!!

2012年1月17日火曜日

阪神・淡路大震災から17年

阪神・淡路大震災からもうそんなに経つのですね。
当時5年生だった自分には、一瞬にして全てがなくなってしまうという衝撃的な出来事だったので、かなり鮮明に覚えており、今でも忘れられません。
自分の中では忘れちゃいけない、忘れることのできない出来事です。

その阪神・淡路大震災から17年。そして、東日本大震災から10ヶ月。
今の神戸やその周辺の地域のことを考えると、日本人の底力で、きっと東日本大震災の被災地も復興できると信じることができます。(もちろん海外からの支援も含めて)


正直今、外国にいる自分に何が出来るのかわかりませんが、これから力をつけて東北の復興を、日本の復興を後押しできるような人間、日本がピンチの時に力になれる人間になりたいと再確認しました。

頑張ろう日本!!!!!!

2012年1月15日日曜日

MISLATA U.F戦


今週はMISLATA U.Fとアウェーで試合をしてきました。
このチームは現在リーグの中位につけているものの、先週の試合でValenciaに4-4で引き分けているチーム。先週の練習でルイスがその結果を印刷して持ってきて、子供たちにハッパをかけて週末に望みました。

さて、子供たちはいつものようにロッカールーム内での着替えはウルサイ、ウルサイ。
自分に話しかけてくる子供もいるのだけれど、他の声にかき消されて聞こえない。。。
更にルイスが話し始めて2分もしないうちに途中で立っちゃうし、話し始めるし。何度「聞きなさい、座りなさい」を言ったことか。。。日本の子供とは全く違う生き物です。

ロッカールームの様子(ここはちょっと狭かったかな)

(子供達から掲載の許可は得てますw)
そうこうしているうちに試合開始20分前になり、グラウンドでアップを開始。
やっぱりアウェーだけあって、周りはホームチームの子供と家族で一杯。
そんな中、アップを終え、試合開始。

前半は圧倒的に試合の主導権を握り、5:0で折り返し。ここで気になったのは、2点。
①:攻撃→守備の際、中盤の真ん中のアレックスの戻りが遅く、1-2-3-1のシステムのはずが、1-2-2-2の形になり、しかも中盤の真ん中が抜けてしまうこと。それによって、ゲーム展開が早くなると、守備→攻撃に変わった際も、真ん中がいなくなることがあり、単発になってしまってボールが収まらない状態になること。
②:相手のDF2枚が攻撃時も自陣に残り、攻撃に参加しないにも関わらず、我々が落ち着いてボールを回すことが出来ず、ボールを簡単に失ってしまうことが多い。(①に依存している場面も多いが)

ルイスもそれに気がついたようで、ハーフタイム中にDFでしっかり回し、ポジションをしっかり戻した上で攻めることを指示。ただ、強いと思ってた相手に5点とれたことで子供たちの気持ちに緩みが出てるなぁと。。。

さて、後半。
DFで回すことを意識してやろうとする姿勢は見えたのですが、技術が追い付いてないので、パスミスが連発。また、中盤の戻りが遅く、ボールを奪われるとそのままシュートまで持って行かれる展開が続き、失点。。。更に悪いことに、サイドのMFとFWがその点を取り返そうと、エゴが出てドリブルの連続。パスすれば何点かとれているところをみすみす逃し、カウンターで失点。。。そのあとは、試合も落ち着き、凡庸な展開で、結局8:3で試合終了。

結果だけ見れば大勝だけど、改善点はかなりあると認識。
ルイスにも練習やってみろと言われているので、その練習で今回の試合ででた課題を改善できるようなものを考えようと思っています。
特に、攻撃→守備の切り替えは激しく遅いので、そこを刺激できるものを中心に練習を計画中。その成果は後日報告させて頂きます。

今、リーグで首位。目標は全勝でリーグを終わること。まだ半分も終わってないので気は抜けない。これからはもっともっと自分の存在意義を高めないと、来シーズン自分のチームなんて持てるはずがない。もっともっと!!!

アップの様子(ここはグラウンドも狭かったな)

これから御飯作りま〜す。何作ろっかなぁ。。。w

2012年1月8日日曜日

レバンテ vs マジョルカ

昨日は日本から旅行でスペインを訪れている2人のサッカー関係者とご一緒させていただき、パエージャを食べ、市街を散歩し、そしてレバンテ vs マジョルカの試合を観てきました。

そのレバンテ vs マジョルカはかなり勉強になると言うか、面白い試合でした。あまり注目されていないチーム同士なのでちょっと観るかなという感じで行ったのですが、そんなことはなかったですね。さすがスペイン。やっぱり生観戦は一番勉強になります。

レバンテはいつも通り4-2-3-1、マジョルカは4-2-2。序盤はどちらも様子見で中盤をあまり使わず、特にレバンテは1トップのコネにセンターバック、サイドから長いボールを当てて自分でゴリゴリ行くか、トップ下か、サイドが中に入ってきてセカンドを拾って起点を作り崩していくと言う戦術。対してマジョルカは、どちらかと言うとボールを繋ぎながらサイドに運び、そこから崩そうとする戦術。
この試合でとても驚いたのはバレステロスを中心としたレバンテの守備。
マジョルカを分析しての結果だとは思うのだけれど、守備ラインの安定感が凄い。もちろん攻撃に人数をかけない戦術なので、そもそも守備の体系が崩れることは少ないのだが、それにしてもDFとMFの戻りが異常に早く、サイドにボールを運ばれた時の奪い方が抜群。センタリングをあげられた時も誰かはプレッシャーをかけに行っているし、あげられても確実に中で跳ね返せる状況。マジョルカは何本かペナ外からシュートを打つものの、それ以外マジョルカが点をどうやったら取れるか想像が出来ない状況。
前半のレバンテを観て、この戦術を粛々と厳格に実行していけば、簡単に負けることは少なく、前線の個人の力で点を取ってしまえば勝てるので、現在の4位という順位に納得してしまう試合運びだった。

後半になると、レバンテはトップ下を変え、2トップに。これまた強いタイプのFWのアランダ。彼が入ってから更に前線に簡単に当てる場面が増え、それでもDFラインはきっちりラインコントロールし間延びもせず、サイドに追い込み取り切るという状況が鮮明に。ただ、マジョルカのDFも徹底的にレバンテの2トップをマークし、自由を与えず攻撃の起点を作らせない守備ができており、決定的な場面は2,3あったものの得点を与えず、結局スコアレスドローで終了。

スコアはもっと動くと色々な変化が見られて面白かったかなと思うものの、内容には満足です。スペインのサッカーはバルセロナに象徴されるようにショートパスをつなぐと思われがちなのですが、実際はチーム事情に合わせて色々なサッカーが存在し、それも高度に洗練されているので、是非スペインにご旅行の際はそこらへんも観ていただけるともっともっとサッカー観が広がると思います。

そういう自分も、もっともっと現場に足を運ばなければと再確認させられました。

今回ご一緒させていただいたお二方に感謝です!!!

2012年1月4日水曜日

明けましておめでとうございます

少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。

去年は色々と私事で皆様にご迷惑をおかけし、ワガママを通させていただいた1年だったと思います。なので、今年は皆様に少しづつではありますが何かお返しが出来るような1年に出来ればと思っております。
もちろん本分を忘れず、粛々と歩を進め、目的を達成するための足がかりになる年にしたいと考えております。

ご迷惑をお掛けすることも多々あるかとは思いますが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。