2012年10月15日月曜日

Huracán CF - UE Llagostera

今日は我々の試合が休みということもあり、ウチのクラブのU-12とU-14のトップチームの試合と、スペイン2部B(3部に相当)のHuracán CF - UE Llagosteraの試合を観てきました。

まず私のクラブの試合ですが、特にU-14のチームは相手を追い込む方向、取り切る場所、奪った後の攻撃方法までしっかりとオーガナイズされており、プレシーズンにきっちりとトレーニングされてきたことが伺える試合運びでした。
去年のU-11(リーグ3位)を基礎に作り上げたチームということもあり、多少のやりやすさはあったのだろうが、仕上がりとしては上々。これから追っかけていきたいチームが増えました。

そして、午後はHuracán CF - UE Llagosteraとの試合を観戦。
Huracán CFは現在リーグ首位ということもあり、観客も1000人近く入り、大盛況。昨シーズンに比べると選手が大幅に変わっており、アップをみる限り違うチームに。スタッフは全員残留しているので、どんな試合を見せてくれるか楽しみにしていました。

更に、ここのグラウンドの特徴は、とにかく小さいこと。中学生の公式戦ぐらいの大きさしか無いのです。そこに、大人が22人。さらに周りには柵があるので、より小さく見える始末。
そんな中、このグラウンドでの戦い方はやはりガチガチ。短くパス繋いでマークをはがしても、すぐにプレッシャーをかけ直せる上に、スペースが無いので、相手を動かすことも出来ない。更に、バルセロナのように技術的にパーフェクトなわけでもない。そんな際は、守備から攻撃に変わる瞬間の相手が守備のバランスを崩している時にスピードを持って身体を当てながら抜き去るのが効果的。
お互いにそれを分かってか、攻守の切替時を狙って瞬時に長いボールがFWに入ることの多いこと多いこと。攻撃しているからと一瞬でも気を抜くと、次の瞬間には自分の前にボールが入っているような状態。観戦している方も一瞬たりとも気が抜けません。

そして、後半開始早々にHuracánのボランチがイエロー2枚目で退場。その直後に失点。それからHuracánの選手たちは冷静さを失い、暴力行為で1人退場。結果、9人対11人の試合に。しかし、それで審判に対する怒りでチームと会場が一体になり異常な雰囲気に。

すると、プレッシャーに負けたのかわからないのですがUE Llagosteraが急いで攻撃をしてみたり、ボールを失う回数が多くなりました。正直、人数が多い上に、スペースが出来たのだからきっちりと回せばいいものを、ミスを繰り返していました。
すると、CKからHuracánが得点。もう、笑うしかなかったです。UE Llagosteraは雰囲気に飲まれて、優位にたってるにもかかわらず、時間稼ぎするし、焦ってボールを簡単に失うし、Huracánは勢いにのって更に得点を目指すしと、全くアベコベの状態。
結果は1−1の同点で終わったのですが、もう見てるだけで疲れました。ただ、Huracánの選手は9人で30分を戦いぬき、本当に素晴らしい集中力でした。

コレこそがスペインサッカーなのかなと思わせてもらいました。どうやって選手を乗せて、気持ちのこもったプレーをさせるか。こっちでは日本以上に重要度が高そうです。
この経験をどうやってウチのチームに落とすか、じっくりと考えます!!






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