2012年12月31日月曜日

2012年から2013年

明けましておめでとうございます!!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

私は去年はバレンシア生活2年目に入り、なんとか言葉も覚え、生活には問題ないようになって来ました。また、本当に少しずつですが、お仕事もいただけるようになり、サッカークリニックに名前が載ったり、あるスペイン留学雑誌に寄稿が出来るようになったりと、日本にいた時には体験できないようなことをさせていただいております。
まだまだ、生活基盤ができ、安定して生活出来るような状態ではありませんが、少しずつですが確実に前進していることは間違いありません。
それもこれも本当に、皆様のご協力とご支援があってのことだと思っております。

本当にありがとうございました。

そして2013年、zakiは大きく前進します。バレンシア人生で大きな転換の年にします。
また、皆様頂いた恩を少しでもお返しできるように努めていきたいと思います。

2013年もどうぞ宜しくお願い致します!!

2012年12月30日日曜日

監督大集合会

さて、こちらは忘年会とか新年会とかいう雰囲気ではないのですが、クリスマス会みたいな1年に一回のクラブ所属監督大集合会が行われました。

それはクラブ主催で監督全員招待の夕食会。
トップチームから幼稚園生まで600名所属するクラブなので何人監督が来るのかと思っていたら、60名超!!!こんなにいたんですね、このクラブ。。。
(夕食会に向かう前)

さて、いつもの仲間と固まって座って夕食スタート。アホな話もしますが、80%はサッカーの話。あのチームがどうだ、今のうちの順位は何位で、こんな選手がいて、こんな先述なんだけど、どう思うとか、あの選手をうちのチームにくれとか。
また、給料の話も結構します。スペインでは日本のようにサッカー監督だけで生活できるのはごく少数。それに社会保障もつかない契約。みんな不安定な中サッカーの監督で生活できることを目標にして頑張っています。まさに選手だけでなく、監督も競争社会にさらされているのですね。

さて、そんな話で盛り上がってる中、今年の新入生約30名だけが呼ばれました。
僕としては何か貰えたりするのかな??なんて期待してたら、みんなでクリスマスの詩を歌った後から、前に並ばされて一発芸大会が始まりました。。。

(前に立たされた時の目線1)
(前に立たされた時の目線2)

そうなると、新人30名ぐらいの中で、外人1人の私は目立ちますわな。。。
名前を呼ばれ、「歌え」の一言。

ええええええ!!!

みんな盛り上がっているので、断ることも出来ず、ただスペイン語の詩なんて知らないので、世界的に有名だろうと思われる「上を向いて歩こう」を大熱唱してみました。酔っていたし、緊張でどう歌ったのかはわかりませんが、みんな盛り上がってくれて一安心。

その後は、みんなでスペイン語の歌を熱唱。本当に歌が好きで盛り上がるのが好きな国民なんです。
 (立ってる人は新人でもないのに熱唱中w)


それから1時間ぐらいまたみんなで会話をして終了。

60名の監督勢が1クラブに所属。そして、サッカーをする。本当に貴重な体験をさせてもらっています。
ただ、これだけの人数がライバルであることも事実。
身を引き締めて来年からサッカーと選手と向き合って行きたいと思います!!


最後に、いつも仲良くしてる若手監督3人です。
(左からルイス、アレックス、ホセ)

我々のリーグが休みの週に、アレックスとホセのチームが試合ということで、我が監督ルイスと試合を観に来た時の写真です。
この写真が貴重なものとなるよう、みんなでしっかりと勉強して来年も頑張って行きたいと思います!!!

2012年12月25日火曜日

第7回会員海外研修 in スペイン

先輩が行なっている海外研修。
3年前から毎年のように参加させていただいているのですが、毎回色々な気づきがあり、大きな刺激をもらえる研修。パッケージ化されていない、大名行列にならない、自分たちで切り開いて、現地の匂いや感触を実感できる研修。
毎日行われるミーティングでは最高の刺激が貰えます。

今年は私も3日間アテンドを担当させていただくことになりました。
私の所属チームを対象にして、町クラブがリーガのカンテラに勝つ秘訣などを当クラブの監督、テクニカル・ディレクターに聞いて行きたいと思います。

詳細を下記しますので、興味のある方は私宛でも、担当事務局宛でもよろしいので、ご連絡いただければと思います。

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【第7 回 会員海外研修 in スペイン 実施要項】
【目的】
 ・サッカー先進国(W 杯優勝国)にて、同志で寝食を共にしながら、日本との比較をする。
 ・研修を通して、自身のサッカー観・指導観を広げて、指導に活かす。
【主催】 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
【参加対象】 
 ・弊会の会員。現在指導している、もしくは今後指導者を志している方
  ※会員でない方で参加をご希望される方は、この機会にご入会いただくことで参加することができます。
   会員入会については弊会ホームページ上の「入会案内」をご参照ください。http://sportif-support.net
【目的を達成する方法】
 ・練習見学、指導者対談:コルネージャ(バルセロナ)、アルボラヤUD(バレンシア)
 ・試合観戦:トップ(FC バルセロナvs セビージャ)、育成(コルネージャU-16,FC バルセロナU-15,16)
 ・指導実践・講習:「インテンシティ」を理解を深める
 ・参加者間ミーティング:毎日参加者内でミーティングをし、お互いに情報を共有します。
 ・観光:バルセロナ(建造物)、バレンシア(動物園・建造物)
【日程・滞在地】
  期間:2013 年2 月21 日(木)〜3 月2 日(土)10 日間
  場所:スペイン(バルセロナ、バレンシア)
【概要】※現在調整段階ですので変更もあり得ることをご了承ください。()内は滞在&宿泊都市
2/20(水)or21(木):成田or 羽田空港集合・出発
2/21(木):バルセロナ着・練習見学・指導者対談(コルネージャ)
【バルセロナ】
2/22(金):ミーティング・練習見学・指導者対談(コルネージャ)・指導実践・講習
【バルセロナ】
2/23(土):育成試合観戦(FC バルセロナU-15- エスパニョールU-15)
【バルセロナ】
2/24(日):育成試合観戦(FC バルセロナU-16- テラスタU-16、コルネージャU-16)
      トップ試合観戦(FC バルセロナ- セビージャ)
【バルセロナ】
2/25(月):試合振り返り、移動(バルセロナ→バレンシア)
【バレンシア】
2/26(火):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-10)・観光
【バレンシア】
2/27(水):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-12)・観光
【バレンシア】
2/28(木):ミーティング・練習見学、指導者対談(アルボラヤUD U-15)・観光
【バレンシア】
3/01(金):バレンシア発、バルセロナ着、バルセロナ発
3/02(土):成田or 羽田空港到着・解散       
※宿泊は、基本的に複数人部屋になります。 


【参加人数】定員8 名 (最小催行人数5 名) ※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
【現地コーディネーター】
バルセロナ:坪井健太郎氏:U.E コルネージャユースC 第2 監督
バレンシア:尾崎剛士氏:アルボラヤUD U-10 第2 監督
【参加費】 400,000 円(税込) ※原油価格の高騰により、航空券代が高騰していることが参加費に反映されていますことをご了承下さい。
 *料金に含まれるもの:航空券(成田or 羽田空港- バルセロナ)、国内移動列車(バルセロナ- バレンシア)、宿泊費、研修に関わる経費(現地協力スタッフ謝礼等)
 *料金に含まれないもの:日本国内移動費、海外旅行傷害保険料、超過手荷物運搬料金、観戦チケット代、現地移動費、現地食費

【お申込〆切り】 2013 年12 月30 日(金)12:00
【お問い合わせ先】
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-20-7 スワコモンズ107 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
 TEL/FAX 03-5272-2620   Mail:train @ sportif-support.net 担当、帯同スタッフ:伊藤

お申し込みいただくには、2 つの方法があります。
• メールで申し込む(train@sportif-support.net)
• ファックスを使う(03-5272-2620)
上記いずれの場合も、お申込者情報についてご回答の上、お申し込みください。
特に「必須」項目のご記入漏れがありますと、手続きが滞る場合がございますのでご注意ください。
いずれのお申し込みであっても、お申し込みいただきますと本会よりお申し込み確認のメールあるいはお電話を申し上げます。
もし確認のメールが届かない、電話がない場合には至急ご連絡をください(メール train@sportif-support.net あるいはお電話 03-5272-2620)。
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*お申込者情報:★必須項目です
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★ 1:氏名
★ 2:ふりがな
★ 3:性別
★ 4:生年月日
★ 5:メールアドレス
  6:職業(会社名・学校名など)
  7:所属チーム(特にないようであれば、「なし」で結構です)
★ 8:ご自身の立場(次からご選択ください)
   選手・指導者志望・指導者・フィジカルスタッフ・メディカルスタッフ・その他(  )
★ 9:入会状況(下記よりいずれかをご選択下さい)
   会員である(正会員・一般会員・学生一般会員・賛助会員)
   新規入会する(正会員・一般会員・学生一般会員・賛助会員)
★ 10:参加動機
   300 字程度で、本研修への参加動機をぜひお書きください。
★ 11:ご住所(〒、都道府県、市区町村、番地、建物等)
★ 12:電話番号(携帯可)
  13:FAX 番号
★ 14:メモ(ご要望・ご質問があれば)
 →未成年でご参加希望の方は、保護者のご承諾が必要となります。その場合、保護者氏名・生年月日・住所(住所が異なる場合のみ)・緊急連絡先電話番号を上記欄にご記入ください。
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取り消し(キャンセル)について
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・本プロジェクトでは本サイトの他の取り決めに関わらず、お申し込み後のキャンセル(取り消し)の場合、キャンセル料(参加費の70%)が発生いたしますのでご注意ください。出発日前日以降では100% のキャンセル料となります。
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ご返金について
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・お客様名義の銀行口座あるいは郵便振替口座への入金により返金処理をいたします。
なお返金に関わる振込手数料はお客様のご負担となりますので、ご入金済みの場合には参加費から上記「キャンセル料」に「振込手数料」を加えた金額を差し引いて振り込まれます。ご返金には2週間程度お時間がかかります。
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参加費のお振込口座について
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参加費のお振込口座は以下でございます。お振り込み手数料はお客様のご負担となります。
◆銀行口座 銀行名:三菱東京UFJ 銀行 江戸川橋支店 口座番号:普通 1123371
 名義:特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会 代表理事 加茂周
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お問い合わせについて
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NPO 法人スポーツ指導者支援協会 担当:伊藤慧(いとうさとし・プロジェクトマネージャー・帯同スタッフ)
TEL/FAX:03-5272-2620 メールアドレス:train@sportif-support.net

ご不明な点・ご質問・ご相談などございましたら、お気軽にご連絡下さい!


2012年12月24日月曜日

UD Betera vs Alboraya UD

先週は、今年最後の試合を戦って来ました。

相手はUD Beteraというリーグ中位に位置している中々侮れないチーム。
去年のリーグでは勝ちはしたものの球際の厳しさでかなり苦しめられた記憶があり、フィジカルを前面に押し出したチームのイメージ。

今年最終戦ということもあり、気合入ってくるかな、なんて思っていたのですが見当はずれでした。クリスマス前で半分浮かれ気分。何を貰うかの話しかしません。。。
監督ルイスが静かにしろといっても中々静かにならず、半分手がつけられない状態。こんなにも素直にイベントに反応するのかと思うぐらいに浮かれ気分。ただ、そこは我々もしめなければいけないので、かなり強い語気で話をしました。

(この時点で既にウルサイ。。。)

というのも、ここ最近の3試合で1分2敗。勝ちから遠ざかっているため、ここで負けてしまうと精神的にも勝ち点的にも厳しい状態に置かれることになってしまうからです。
彼らに我々の置かれている状況を伝え、今日負けてしまうと上位に食い込むことが難しくなるとハッキリと言いました。まあ、それでも彼らは何の気もしない感じで飄々と聞いていましたが。。。

さて、試合ですが試合開始早々にルイスが記録表を忘れていたことに気付き、私がロッカールームに取りに行く事に。ほんの2分足らずのことだったのですが、なんとその間に失点していました。。。それを伝えてくれた時のルイスの顔は当分忘れそうにありません。相手のクリアボールが逆サイドのポストの角に入ったらしく、もうどうしようもなかったとのことでした。
その後、きっちりと2点を入れ替えして前半を2−1で折り返し。

前半の入りからなんとなく感が漂っており、またベンチでもサッカーと関係ない話をしたい放題。なんどもルイスと私が注意しても止まらない。その上、ハーフタイムのミーティングでもルイスの話を全然聞いてない。。。二人で顔を見合わせてしまいました。。。

後半は始まり、早速失点。。。もう。。。言葉が無いです。。。
もちろん、全ては我々の持って行き方が悪いのですが、なんとも因果応報というかなんというか。11歳以下のチームは全員を平均的に試合に出さなければならないので、努力しなくても、どういう態度とっていても出られるという安心感があるんです。。。もちろん個人的には差は付けたいのですが、クラブの方針なだけにどうしようもありません。。。

さて、その後の後半は自分たちでもヤバいと気がついたんでしょうか、それとも監督2人がすごい形相をしているのを感じたのでしょうか、それからはきっちりとボールを保持して、丁寧にプレーしてくれました。その結果、7−4という大きな試合にはなってしまいましたが、勝利をおさめることが出来ました。
最近は、点が取れずボール奪取→フィニッシュのトレーニングを徹底的に行なってきたので、その成果は出たかなと言う感じ。

ただ、試合に望む態度が激しく悪いのでそれはきっちりと教育しなければならないですね。
これで今年のリーグは終了です。年末にトーナメント戦も無いみたいなので、ホントに全て終了。これから、今年の試合とトレーニングを復習して来年を迎えたいと思います。

では、皆様!!
メリークリスマス&良いお年を!!












2012年12月22日土曜日

陶芸&ぎゅ〜〜タン


久しぶりにサッカー以外のことを書いてみようかと思います。

先日、バレンシアでお世話になっている先輩陶芸家の展示会が始まったのでお邪魔してきました。
そこには、日本人、スペイン人共にたくさんの人が見に来ていて、色々な作品を観れたし、色々な人と話が出来て楽しかったのですが、そこでその先輩が陶芸教室をしているのを友達のスペイン人に伝えると、「今週行こう!!」との事。さすがスペイン人、即決でした。私も近々お邪魔する予定があったので、一緒に行く事に。

当日は、先輩のアトリエに集合し、早速作業開始。
今回は轆轤は使わず、手捏ねで茶碗を作ることに。私は以前作ったモノに色付けの作業です。
作業が始まると、さすがスペイン人、各々の感性をもとに手が動き始めます。そもそも日本文化に興味のある友人なので、イメージはお茶碗。
出来上がりはコレ↓

お茶碗のつもりが丼になったり、花瓶になったりと思い通りにならないものです。。。
おちょこは上手に出来ました!!
一週間後に削りの工程をしに又来ます。

陶芸の後は、2人と近くの市場へ。
クリスマス前ということで、かなりの人で賑わっていたのですが、その中で以前から欲しかった「牛たん」を発見!!
前に大きな市場で探していたのですが無くて、買うの諦めかけていたですが、クリスマス前に発見したということで、テンションMAXで購入。
スペイン人の友人曰く、牛たん見つけてあんなにテンション上がるのはお前ぐらいだって。。。FBに日本人が牛たん見つけてテンション上がってるって書いてやるって。。。いいじゃん、好物なんだもん!!!
でも彼が言うのも最もで、こっちで牛たんは人気無いみたいです。その証拠に、なんと1kgが5ユーロ(約500円)!!素晴らしい価格破壊です。日本なら6枚前後で480円とかなのに。。。

その牛たんはまさに舌そのもの。切り落としたままです。写真を取り忘れてしまったのが残念ですが、ホントに舌のままのでちょっとグロい感じ。下処理もされていません。

そこで、家に帰って早速牛たんの下処理開始。

まず、皮を剥ぐために熱湯に1分ぐらい舌をくぐらせます。その後、舌の先端と根本を切り落とします。(ここは身が硬いのでスープに使います)
そして、白く少し茹でられた部分を舌全体にわたって、包丁でそぎ落としていきます。私の場合は、皮だけでなく身も薄くカットしました。そうして出来上がったのが、コレ↓

大きいのが舌のメイン部分。舌の2つが先っぽと根本です。
これから、メイン部分を薄くカットして、焼肉用に仕上げます。

今年のクリスマスは、一人仕事をしながら家焼肉になりそうです。
来年年始からいきなり初仕事と、指導者学校が始まるので、うかうかしてられません。

気合入れながらリラックスしていきたいと思います。
今日もバレンシアは22℃。最高のサッカー日和。
今年最後の試合、勝利をもぎ取りに行って来ます!!

2012年12月9日日曜日

CFF Ciutat de Torrent vs AlborayaUD

現在3位のCFF Ciutat de Torrent とのアウェーでの試合。

今週は、木曜日が祝日ということで、週に1度しか練習できませんでした。ただでさえ、先週負けて気持ちが落ち始めている時に、練習できず、上位との連戦が続くのはちょっと嫌な感じですね。なんとも出来ない事なのですが、出来れば避けたい状況ではありました。

試合は相手が1学年上のチームということもありパワーで押してくるサッカーで、FWの大きな選手を中心に据え、DFのキック力のある選手が大きくクリアしたところからサッカーが始まるといった戦い方をするチームでした。

ただ我々もそういったチームとは今季のリーグで何度も対戦してきたこともあり、DFにも多少の慣れだ出てきており落ち着いて対応できている上に、カバーリングのトレーニングもしてきていたので、危なげなく試合を進めることが出来ました。
我々は相手の大きなサッカーにリズムを崩されながらも、奪ったらサイド、サイドから中、というサッカーを繰り返し、前半早々にサイド攻撃から先制。そこからは一進一退の攻防が続くも、ゴール前ではきっちりと守ることができ、前半を1−0で終了。

ハーフタイムは相手のサッカーが全てセンターバックのクリアから始まっているから、そこにFWがきっちりとアプローチをかけること、コーナーキックがキック力を活かして、常にファーサイドを狙っていること、相手右サイドが攻めやすいことを伝えて、簡単に終了。

後半は、相手も我々の弱い部分(センターバックが走るのが遅い)を狙って、サイドの深い位置にボールを蹴りこんでくるようになり、そこからチャンスを作られる展開。
我々もそこにサイドの速い選手を当てるも、カバーが遅れ失点。
そこからは相手ゴール前、誰も居ない状況でゴールを外すなどチャンスをものに出来ない状態が続き、少し嫌な状態が長い時間継続。

すると、我々のFWが相手を外していい動きからボールを受けシュート、ゴール!と思いきや、オフサイド。。。確実にオフサイドじゃなかったので、監督とともに「何でや〜」と叫んで抗議している間に相手の早いFKから失点。。。後半終了2分前。。。

激しく反省。。。

大事な試合を落としてしまいました。
選手達は審判のせいで負けたとずっと言ってましたが、そこは監督が一言。

「今日の負けは審判のせいではない。我々がサッカーで負けた。それだけだ。」

こっちの子供達(大人も)はとにかく人のせいにしようとする傾向があるので、この監督の言葉には納得だし、この監督に付いて来て良かったと思える瞬間でした。(その後しっかりと審判室に行ってみっちりと抗議しまくってましたがw)

私も、第二監督である以上、起こり得る状況を考えてしっかりと対応しなければならなかったなと猛反省。。。抗議もしなければならないけど、しっかりと選手たちの動きも見てないといけない。大事な試合で負けてはしまったのですが、すごい勉強させてもらいました。

きっとこうやってスペインの選手、監督はサッカーが上手く、したたかになっていくんでしょうね。
気を取り直して、次節に備えます!!!

2012年12月6日木曜日

AlborayaUD vs Real Madrid U-11

今日はテレビでU-11のトーナメント戦をテレビで放送しており、それ私が所属しているクラブであるアルボラヤが出ていました。
しかも対戦相手はあのReal Madrid!!

いつも練習でみている子どもたちがあのReal MadridのU-11のトップチームと試合をしているとはプロの試合を見るよりも数倍気持ちが入るテレビ観戦です。



前半は80%以上Realがボールを保持し、試合もコントロールしていたのですが、Alboraya得意のサイドからの早いカウンターから先制点を奪取。その後、中央攻撃から浮き球一本で相手のDFの頭を超え、1対1を作り出し2点目。

終始攻め込まれる状況の中、相手のミスを見逃さず、それを得点に変えていくところはさすが我々のクラブ!!正直、技術的な部分を言えばAlborayaは確実に街クラブレベル。それでもReal Madridに対峙できるのは、彼らが自分たちの立ち位置を理解しているから。

自陣ゴール前では技術で勝てない、スピードで勝てないのが分かっているから、身体を使って徹底的に守る、攻撃時は相手の寄せが早い、体格的に負けるから少ないタッチでゴール前に持って行き、確実に仕留める。言うのは簡単なことだけど、きっちりトレーニングしていないと、どこかでほつれが出てくるもの。
本当にオーガナイズされている良いチームでした。


さて、前半残りはReal MadridのシュートがAlborayaのDFに当たっての不運なゴールがあり、2-1で前半終了。
なんともたくましい姿を見せてくれる選手たちに感動しながらも、Realの選手の質の高さにビックリ。同年代を指導している身としてかなり考えさせられるチームでした。




後半、やはりAlborayaはやり方を変えずそのままの形を継続。実際、相手も嫌がっていたので、監督としてもこのままの流れを保持していきたいのは当然ですね。
後半の入りは上々で、前半よりも相手のプレッシャーの位置が低くなったお陰で、GKからの構築がより簡単になり、自由度が増していました。ただ、RealはそのDFのボール回しからの縦パスに狙いを定めており、彼らもしたたかだなと感じました。

前半よりもAlborayaがボールを保持して前進できる機会が増え、相手のゴール前に侵入できていたのですが、RealのCBが戦術的にも、フィジカル的にもかなりいい選手で、そこで弾き返されてしまう状況の連続で、テレビを見ながら何度も飛び上がってしまいました。

それでもAlborayaは粘り強くプレーを続け、最後まで2-1の状況を守り続けました。
そして、待望の・・・

と言いたかったのですが、そこはさすがReal Madrid、持ってますね。
試合終了間際、サイドから崩し、センターにパス、キックフェイントでDFを引きつけて、逆サイドへパス、そしてフィニッシュ。という綺麗な流れでゴールされてしまい、2-2の同点で終了。

この試合を観てて思ったのが、サッカーはボールの扱いが上手いほうが勝つのではないということ。どう贔屓目に見てもAlborayaのほうが技術的、フィジカル的にも劣っていたけれど、結果は同点。でも、Alborayaは確実に頭のいい戦い方をして、効率的に点を取り、全てに置いて上回っているReal Madridと引き分けたのです。
これこそがサッカーを学び、サッカーをするということだと思います。

僕もこんなチームを作り、Real MadridやFC Barcelonaと戦って勝ちたいですね。

ちなみに、この大会にはFC Barcelona, Valencia CFも出場しており、FC Barcelonaの久保くん、Valencia CFの韓国人の選手も得点し、2人とも名前を連呼されるぐらいかなり注目を浴びていました。
きっと10年後には各チームの中心選手となっていることでしょう!!

あと、FC Barcelonaの10番の選手。あれは凄いです。。。

2012年12月3日月曜日

ValenciaCFに敗北。。。

負けてしまいました。
終わった後の率直な感想は、「勝てたのに・・・」でした。

もちろん、「たら・れば」は無いのは分かっていますが、「たら・れば」から課題を抽出して、第二戦に備えなければいけませんね。

では、試合へのの内容をざっとおさらい。

事前に他のチームの監督からValenciaCFのMFにはかなりのセンスを持った選手が居ることを聞いていたので、我々も今週はMFの両翼にディフェンシブな選手を配置し、相手がサイドへボールを運んだ際に、逆サイドはきっちり絞って、相手のセンターMFを2人でカバーする事をトレーニング時から徹底的に理解させてきました。
また攻撃時はいつも通り、相手の守備陣系が整う前にゴールまで運んでしまう事を意識して切替からシュートまでの連携をトレーニング。

その結果、試合開始10分、相手のMFに効果的なプレーをさせることなく主導権を握った試合を続けていたのですが、相手のFWがかなり手強く、DFが2人で対応するも、何度も一人で突破される展開。そうすると、GKからのパントキックを後ろ向きでノーバウンドでトラップして、運ばれそのままゴール。。。DFはきっちりカバーリングもしっかりしていたのに取られてしまった完全に個人にやられてしまった失点でした。

ただ、それ以降はDFもしっかり対応して、0−1で前半終了。
ハーフタイムは、前半特に気になっていた、相手左サイドの選手がボールを持った際は、常に逆サイドの選手を探し、長いボールを逆サイドに入れ、そこから攻撃をスタートするという傾向がみられたので、それに対して、我々の右サイドに少し高めの位置を取らせ、また、真ん中のMFに相手の左サイドと右サイドの位置を確認して、その真中にポジションを取るように指示。
相手にボールを配給させないことと、長いボールを途中でカットして、早い攻撃を仕掛けるための指示でした。

後半は、我々も相手の出方、抑えるべき選手を確認した後だったので、チャンスを何度も作り出すことに成功。GKとの1対1を2度作り出すも両方共に外してしまうも、ボールと試合をコントロールして優位にたって試合が進めることが出来ていたのですが、またあのFWです。サイドから上がってきたセンタリングを高さを活かしてDF2人が付いているにも拘らずゴール。。。しかも時間帯が後半26分。まだ時間はあるから行ける!と伝えるものの選手たちは意気消沈。そこから立て続けに2点を入れられていまい、結果0−4の敗戦。

最後の2点は完全に防げている失点で、本来なら0−2で終わらせたかった試合。
本当に悔しくはあるものの、第2戦にはかなりの期待が持てる試合運びだったので、今週きっちり分析して、またトレーニングをしっかりしなければと思います。

写真を撮るつもりだったのですが、力が入りすぎたのと、悔しすぎて完全に忘れてました。。。

2012年11月30日金曜日

Japan week その2

いやぁ、昨日でJapan Week終わってしまいました。

バレンシアの方々に日本の文化、伝統を知って頂く事ができ、日本では中々お会いできない方や、多くのスペイン人の方々とお話ができ、本当に良い経験になりました。
何よりも、自分自身が思う存分このイベントを楽しませてもらえたと思います。

特に、前の投稿にも書いたのですが、「TOKARA」の演奏は本当に凄かった。結局、3度も観に行ってしまいました。そして、すべての回でスタンディングオベーション。本当に本当に素晴らしい演奏で、不覚にも29歳にして、3回全てで涙してしまいました。(歳のせい??)

そして、そのたびに思っていたのは、「本物」という言葉。

さて、「本物」とは何か?


「どんな状況に置いても、他人を本質的に良い方向へ導く人/もの」


かな、なんて思っていたのですが、こうなってくると、「本質的」、「良い方向」という言葉の定義が必要になってきますね。
もっともっとこの言葉について考えていかないといけないですね。

規模は全然違うものの、同じ海外で生活することを選択し、海外でその国の伝統に勝負しようとしている人間として、とても勇気をもらった一週間でした。

2012年11月28日水曜日

Japan week

今、バレンシアではJapan Weekという日本の文化を紹介するイベントが行われています。(http://www.japanweek2012.es/wp/index.php)

23日から始まり、ほぼ毎日のように展示や講演を観におじゃましているのですが、今まで知らなかった日本の伝統工芸や、こういったものにスペイン人は興味を持つんだという発見が色々とあり、とてもいい経験をさせていたもらっています。

特に、今日は茶道のお手伝いをさせて頂き、海外での茶道への関心の高さを肌で感じることが出来たり、色々な方と知り合うことができたり、薄茶や茶菓子を頂くことができたりと、多分日本にいたら感じることができなかったであろう感覚を得ることが出来てとても感慨深いものとなりました。

また、茶道のお手伝いの後に観た「剱伎衆かむゐ」と「TOKARA(太鼓)」の方のパフォーマンスは秀逸でした。もう、観て、聞いているだけで身体が勝手に動き、鳥肌が立ち、久しぶりに人前で涙をしそうになるぐらい。

「TOKARA」には外国の方も演者として出演しておられ、またその素晴らしいパフォーマンスにビックリ。今まで何度か太鼓の演奏会には行ったことがあったのですが、彼のはまた別格。なんと表現したらいいのかわからないのですが、日本の伝統的な楽器である太鼓を叩いてリズムも太鼓なのですが、彼が叩くとそれは太鼓であって太鼓でないものに成るのです。彼はきっと「守破離」そのものを実践、体得している人なのではと思えるくらい。

こちらに来て、こんなにも「日本人で良かった」と思ったことは無いくらいでした。
日本という国、人、文化がこんなにも素晴らしいものなのだということを再認識させてもらいました。
その素晴らしい日本という国を作ってきた先人たちに恥じないよう、我々もきっちりと日本という国を守ってそして、変えて行かなければいけないと心から思うことが出来ました。
また、このイベントを裏方で支えていらっしゃる方々にも心から感謝致します。

2日残っているので、存分に日本を楽しんできたいと思います!!

2012年11月19日月曜日

アップできてなかったぁぁぁ。

すみません。先々週の大事な試合の結果と内容報告が消えてしまっていて、UP出来てなかったようです。。。

ということで、結果だけ報告。
相手はSan joseという古豪で、その時点で3位。我々と似たようなスタイルのチームで、繋ぎながらも早い攻撃を常に狙っており、我々よりも精度が高いイメージ。それに対して我々はとにかく今までよりも更に直接的な攻撃を意識。

結果、我々の狙いが的中!!早い攻撃から早々に2点をもぎ取り、相手に焦りを与えると、相手から自滅。彼らの良さであるボール保持の上手さを放棄し始め、大事な場面で蹴ってくる展開に。そうなれば我々にもスペースができやりやすい展開に。更に点数を重ね、結果は6−2で完勝!!

正直試合前は引き分けでもいいかなと思っていた試合だけに、嬉しい結果。
更に、その週に練習をきっちりしていた選手が活躍し、選手自身にもきっちりと練習すればいい結果が生まれるという気持ちが芽生えてきたようで、2重に嬉しい試合となりました。


と思っていたら、先週末の試合は散々。。。勝ったものの、相手が格下ということもあり、かなり手を抜いて試合をし、何も得ることのない試合に。。。
2週後にバレンシアCFとの試合があるというのに、最悪でした。

我々コーチ陣もこういった試合でどうモチベーションを高めて、次に繋がる試合をしていくのかはかなり大事な資質なんだなと感じ、勉強になりました。
今後、無駄な試合がなくなるよう、何が出来るかを考えなければ!!!

2012年11月6日火曜日

本日発売!!

ちょっと宣伝になってしまいますが、我が監督ルイスへのインタビューが本日発売のサッカークリニック12月号に載っています。
私も協力者として名前が載っているようなので、時間のあるときにでも見ていただければと思います。宜しくお願いします。

サッカークリニック12月号(バレンシア州の指導者に聞く)
http://www.sportsclick.jp/magazine/soccerclinic/new/index.html

2012年11月5日月曜日

リーガ初敗北。。。

負けました。

昨シーズンは負けなしで優勝、今シーズンも2連勝で迎えた本日のリーグ1位との試合。簡単な試合になると思ってなかったのですが、やはり厳しかった。。。

スペインに来て、初めてのリーグ初敗北。
トーナメントでは何度か負けているのですが、リーグで負けるのは初めて。トーナメントの敗北感と、リーグの敗北感はかなり感覚が違いますね。正直、めっちゃ悔しい。こんなにも悔しいのかと思うくらい悔しい。
まあ、いつかは来る初敗北が一番嫌なタイミングで来ちゃいましたね。ただ、リーグなのでもう一度戦える機会があります。そこで勝つために彼らをきっちりと分析して、対策をうたないといけないですね。


試合の内容に少し触れておきたいと思います。
相手は名門Cracks。トップチームはバレンシアCFと関係の強いチームで、バレンシアCFの育成の意味も担っているチーム。彼らは現在2連勝中、勝ち点は同じながら得失点で1位。しかも彼らはU-11で我々よりも一学年上。

前半始まってすぐに我々の狙いである、センターでボールを少ないタッチでさばいて、目線をセンターに持っていったところで、サイドに開くという攻撃の形が出て幸先良くスタート。しかし、彼らの体格の大きさがじわじわと効いてきて、リバウンドを拾えなくなり押し込まれる状況に。そんな中、相手FKからクリアミス→高く上がったボールを頭で押し込まれるという形で失点。続いて、我々のGKがバックパスを焦ってキャッチしてしまい、間接FKから失点。決して崩されたわけでも、相手がボールを保持してきたわけでもない中、嫌な形での失点が続き前半が終了。

ハーフタイムには、相手のDFラインとMFラインの間にスペースがあるので、そこでFWがしっかり受けて、サイドへの展開の軸となることを指示、また後半始めにこちらが一点取れば試合はひっくり返ることを伝え後半へ。

やはり相手は体格の差を活かして、トップに当ててそれを拾ってシュートまでという戦い方を徹底。我々はMFを低めに設定するもセカンドボールを拾われて、必至でクリアして、の繰り返しで苦しい時間が続き、後半の半分を過ぎた頃に息切れ。連続で3点を入れられてしまい、万事休す。。。
1点を返すものの、最終的に6−1で敗戦。。、

サッカーの内容、パス成功率では我々が上回っていたものの、大量失点。正直、2点差以内で終わらせたかった試合。というのが、来週末が2位のチームとの試合のため、気持ちを落とさせたくなかったため。
ただ、ルイスが「優勝の為に、1回目の試験は失敗だけど、2回目は必ず合格しなければならない」と試合後に言ったことにより、彼らにも責任とモチベーションが見える顔つきをしていたので、とりあえず今週の練習の雰囲気を見て、どういう指導をするか考えようということに。



これから相手をきっちりと分析し、アウェーでの折り返し戦を勝てるように準備すると同時に、来週の試合に向けて準備したいと思います。

2012年10月31日水曜日

AlborayaUD vs EMDA C.F. ALAQUAS

想像以上に狭く、芝の足が長いグラウンド。しかも試合球はフットサルのボールを思わせるほど固く、弾みが悪い。子どもたちもウォーミングアップ時に文句たらたら。。。
ただ、そんな中でも試合は始まるので、いつもは同じ時間配分でのアップをボールを多く触れる様にロンドの時間を多めに設定して試合に挑みました。

しかし、たかが30分で状況に適応できるわけなく、前半開始10分は自分たちのしたいことをさせてもらえず、ただやろうとしていることは見えるので、とにかく焦らないでいいと伝え、選手たちがこの状況に慣れるのを待つしかない時間が続きました。
そんな中、相手のDFのミスから得点し、チームに落ち着きが戻り始めます。
満足行く形ではないものの、トレーニングで狙いとしていたサイドからの早い攻撃は形として出てきていたので一応は安心。
その後落ち着きを取り戻し、着々と得点を重ね、結果は6−2で勝利。

ただ、この試合で気になったのは、パスの後の動き直しと、サイドの選手のダイアゴナルの動き方。これはきっちりとトレーニングしていかないといけないと監督と確認し、今週からの練習に組み込んでいくことになりました。

とりあえず、コレで開幕2連勝。次節は強豪との試合がホームで待っているので、きっちりと準備したいと思います。

2012年10月24日水曜日

AlborayaUD vs Torre levante

最近のバレンシアは朝晩が冷えてきて、上着を用意しなければなら無くなってきました。

さてリーグ開幕戦、古豪のTorre levanteと対戦。Levanteの名が付くだけに簡単には勝たせてくれない相手です。

当日のコンディションは最悪。前日から降り続いた雨でグラウンドはウェット。当日も雨が降ったり止んだりで風も強く、身体も冷えやすい環境。そんな中、監督と話し合って、ウォーミングアップは少し短めで、サッと身体を温めるだけで、試合に向かうことに。

相手は、10歳と11歳の混合チームということで、我々のチームに比べて体格が大きく、相手のフォーメーション1-2-3-2の真ん中のMFはテクニック的にはそれほど出ないものの、キックの精度、強さがあり、前半から手こずる展開。

そんな中、2週間かけて練習してきていた、奪った後すぐにサイドに開いて、相手を引き出してからトップに当てて、そこから後ろに落とすもしくは、FWが自分で行くという展開そのものが試合中に繰り広げられ、今回はFWが前を向きシュートからゴール。
その後は、奪ってから早く展開という事は意識づいてきているのは見えるのだけれど、その際のパスの精度が良くなく、奪い奪われの展開の連続になってしまい、硬直した状況になる。
そこで、サイドに技術力の高い選手を配置し、ボールが一度収まる状況を作ることに。
そうすると、徐々にサイドの深い位置に侵入できるようになり、パスも自然とつながるように、そうした中、サイドから1点、FKから1点を追加し、3−0で折り返し。

ハーフタイムにはもう少し丁寧にボールを繋ぐことと、相手のGKからの展開がパターン化されているので、そのパターンを教え、そこから奪いに行くことを指示。

後半は相手も、サイドへのカバーを早くするように対応してきて、お互いに譲らないなか、相手のFKとCKからそれぞれ1点ずつ入れられ3−2に。勢いは完全に相手に行く中、ウチのエース、アルバロとセルジでワンツーを使いサイドを攻略し、センタリングからアレックスがダイレクトボレーでゴラッソ!!!鳥肌モノでした。。。

その後、FKで1点を加え、最終的には5−2で勝利。
バレンシアではあまり降らない雨の中、慣れない環境で、よく戦ってくれました。

この試合ではプレシーズンで重要視していた守備→攻撃のモーメントの動き方が良くなってきていることが確認できとてもいい収穫になりました。
ただ、パスの後の動き出しについてはまだ課題があるので、今週はそこを重点的に修正していければと思います。来週は私一人で練習を受け持つことになりそうなので、気合を入れて頑張らないと!!

2012年10月19日金曜日

リーグ開幕&指導者学校の登録終了!!!

さて、今週から我々のリーグが開幕します。
去年1年間は、ずスペインのサッカーの流れを知ることが一番に来ていたのですが、今年からは、きっちりと第二監督の役目を果たしていかなければなりません。
否が応でも力が入ってきます。しかも、今年は強豪相手と試合ができるとのことなので、チームとしてどのような成長を促せるか勝負どころですね。
試合内容、結果共にここでお知らせできればと思います。

はなしは変わり標題の件ですが、指導者学校への資料提出も終わり、やっと通えることになりそうです。もし、人数が溢れることになったら体力試験があるらしいのですが、まあおっさんもいるのでパス出来るでしょう(笑)

ということで、今年は一杯やることがありそうです。
一瞬足りとも気を抜けそうに無いですね。

その様子もこのブログで書いていきたいと思っています。

では明日からのリーグ戦頑張ってきます!!

2012年10月15日月曜日

Huracán CF - UE Llagostera

今日は我々の試合が休みということもあり、ウチのクラブのU-12とU-14のトップチームの試合と、スペイン2部B(3部に相当)のHuracán CF - UE Llagosteraの試合を観てきました。

まず私のクラブの試合ですが、特にU-14のチームは相手を追い込む方向、取り切る場所、奪った後の攻撃方法までしっかりとオーガナイズされており、プレシーズンにきっちりとトレーニングされてきたことが伺える試合運びでした。
去年のU-11(リーグ3位)を基礎に作り上げたチームということもあり、多少のやりやすさはあったのだろうが、仕上がりとしては上々。これから追っかけていきたいチームが増えました。

そして、午後はHuracán CF - UE Llagosteraとの試合を観戦。
Huracán CFは現在リーグ首位ということもあり、観客も1000人近く入り、大盛況。昨シーズンに比べると選手が大幅に変わっており、アップをみる限り違うチームに。スタッフは全員残留しているので、どんな試合を見せてくれるか楽しみにしていました。

更に、ここのグラウンドの特徴は、とにかく小さいこと。中学生の公式戦ぐらいの大きさしか無いのです。そこに、大人が22人。さらに周りには柵があるので、より小さく見える始末。
そんな中、このグラウンドでの戦い方はやはりガチガチ。短くパス繋いでマークをはがしても、すぐにプレッシャーをかけ直せる上に、スペースが無いので、相手を動かすことも出来ない。更に、バルセロナのように技術的にパーフェクトなわけでもない。そんな際は、守備から攻撃に変わる瞬間の相手が守備のバランスを崩している時にスピードを持って身体を当てながら抜き去るのが効果的。
お互いにそれを分かってか、攻守の切替時を狙って瞬時に長いボールがFWに入ることの多いこと多いこと。攻撃しているからと一瞬でも気を抜くと、次の瞬間には自分の前にボールが入っているような状態。観戦している方も一瞬たりとも気が抜けません。

そして、後半開始早々にHuracánのボランチがイエロー2枚目で退場。その直後に失点。それからHuracánの選手たちは冷静さを失い、暴力行為で1人退場。結果、9人対11人の試合に。しかし、それで審判に対する怒りでチームと会場が一体になり異常な雰囲気に。

すると、プレッシャーに負けたのかわからないのですがUE Llagosteraが急いで攻撃をしてみたり、ボールを失う回数が多くなりました。正直、人数が多い上に、スペースが出来たのだからきっちりと回せばいいものを、ミスを繰り返していました。
すると、CKからHuracánが得点。もう、笑うしかなかったです。UE Llagosteraは雰囲気に飲まれて、優位にたってるにもかかわらず、時間稼ぎするし、焦ってボールを簡単に失うし、Huracánは勢いにのって更に得点を目指すしと、全くアベコベの状態。
結果は1−1の同点で終わったのですが、もう見てるだけで疲れました。ただ、Huracánの選手は9人で30分を戦いぬき、本当に素晴らしい集中力でした。

コレこそがスペインサッカーなのかなと思わせてもらいました。どうやって選手を乗せて、気持ちのこもったプレーをさせるか。こっちでは日本以上に重要度が高そうです。
この経験をどうやってウチのチームに落とすか、じっくりと考えます!!






2012年10月12日金曜日

昇格!?

現在、プレシーズンを戦いながらチームを作っている最中なのですが、"F"から"D"昇格しました。。。(笑)

というのも、前回の投稿で書きましたが、"D"チームと試合をして勝ち、実力を見せることができたということが一つと、あとはリーグ間のレベルを見てクラブのコーディネーターが調整した結果、我々が"D"を名乗ることとなったようです。"D"というと昨シーズンのアルファベットと一緒ですし(BenjaminD)、去年のAlevinDもリーグ優勝しているということもあるので、一層気合が入ります。しかも、去年AlevinDを優勝させた監督は今シーズン11人制の監督としてチームを率いているので、我々監督側としてもココが勝負どころです。

と気合十分でAlevinCと練習試合をしたのですが、1-4でボコボコにされてしまいました。。。(苦)
彼らは同じ10歳年代の最高レベルのチーム。全てにおいて我々の上をいっていたのですが、かと言って我々にも出来ることがあったと感じる試合をすることができました。

その出来ることを詳細化し、きっちりとトレーニングに落としていきたいと思います。

来週リーグが始まるというのに今週は試合がないので、拍子抜けですがしっかりとリーグ開幕に向けて準備をしていきたいと思います。


蛇足ですが、昨日AlborayaUDのU-15とU-13のトップチームが、我々のグラウンドでビジャレアルとリーグ戦を戦っていたのですが、U-13は負け、U-15は勝っていました。
できるだけ早くあのピッチに立ちたいと再度自分の目標を確認できました。

ただ、やっぱりU-15の子達は既に身体、顔共におっさんでイカツい。
どこも日本人となんて似てないよ。。。

2012年10月6日土曜日

AlborayaUD vs San jose

リーグ開幕前最後のプレシーズンマッチを戦った来ました。

相手はSan jose(サン・ホセ)という古豪で、全てのカテゴリーでライバル関係にあるチームで、しかも1学年上のチームで、体格も大きく、プレシーズンの仕上げにしてはかなりいい対戦相手となりました。ウチのチームも先週の上位チームとの試合をしっかりと戦えたことで、練習からも彼らに自身と責任が見えてきており、今日の試合は期待していました。

さて試合ですが、ウォーミングアップはしっかりしたつもりだったのですが、朝8時からの試合ということもあり、かなり入りが悪く、ゆっくりとしたペースで試合が進んでしましました。(シーズンに向けて反省です)ただ、時間が経つにつれて身体も温まってきたのか、動きが良くなり高いインテンシティでプレーが出来るようになりました。
特に、我々が今週のトレーニングで狙いとしていた奪ってから早くサイドに開いてスピードをあげて攻撃をするという場面がゴールまでは中々結びつかないものの出てくるようになりました。特に相手が、ボールを奪った後の戻りが遅かったので我々の攻撃パターンが効果的に効いたように思います。

結果としては、8−1での勝利。このうち何点かは理想的な点のとり方をしてくれたので、前線の作りはかなり良くなってきたのではないかと思います。更に、先日変わってくれてアルベルト君もそのままのプレーを続けてくれ、完全に目を覚ましてくれてたようです。

守備→攻撃のモメントはかなり上手く、味方、スペースを見つけて早い攻撃が出来るようになったのですが、攻撃のモメントになった時にボールを常に前に進めようとすることと、パスを出した後に動き直しをしないことが頻繁に見られ、特に動き直しをしないことで、パスコースが1つ減り、限られたパスコースを狙われ奪われるという現象がかなり見られたため、今後これを解決して行く必要が有りそうです。

また、去年からみているアルバロ君はもう天才(笑)4人に囲まれてもスルスル抜いていくし、囲まれて抜ける場所がないと思えば、簡単にプレーするし、かなり広い視野でプレーしてるしと、パーフェクト。あとは年齢を重ねるに連れて身体が大きくなってくれることを願います。ただ、コントロールオリエンタードの部分に少し難があるので、そこはチクチク言ってやろうと思います。

来週は州の祝日があり、練習が1日しかなく、週末も試合がないので、ちょっとゆっくり休んで、しっかりと準備したいと思います。

時間もあることなので、今まで溜まってるブログもしっかりと上げていきたいと思います。

2012年10月2日火曜日

新チームとプレシーズン

バレンシアに帰ってきて20日が経とうとしていますが、帰ってきて早々、初体験の連続で今はかなり充実した毎日を過ごさせていただいています。
やっと落ち着いてきたので、各々の事柄についてはこれから備忘録も兼ねて書いていきたいと思います。

さて、今回は新チームとプレシーズンについて話していきたいと思います。

私は今年も同じクラブのAlborayaUDのAlevinF(U-10)を指導することになりました。基本的には去年のチームを基準に40%の選手が入れ替わった感じです。第一監督もルイス・ホジャス君です。そして、私は第二監督。

また、今年からレギュレーションが変わり8人制サッカーになり、少しピッチは小さく感じるようになったものの、出来ることが多くなったのでそれはそれで面白そうかなと。

さて、今年はほぼ同じメンバーとまたシーズンを戦っていくわけですが、カテゴリーも上がり、8人制サッカー最後のカテゴリーなので、去年よりも厳しく規律正しくやっていくことを選手にも伝え、それが出来ない場合は試合に出られないとも伝えました。
(去年は練習中に「つまんない」と言って座り込んでたりしてましたからねw)

(去年のチーム)

半分は同じメンバーでやってるので、ある程度最初からうまく行くのかなと思っていたのですが、まあそんな簡単にはいかないですよね。なかなかチームとして機能していないというか、トレーニングしている狙ったプレーが出ない試合が2試合続き、監督とも少しアプローチを変えなきゃねって言ってた矢先、同年代で一つ上のチームとの試合が決まりました。

そうすると、どうでしょう。一つ上のチームということで気持ちが入ってきたのか、リーグが近づいてきたからなのかわかりませんが、練習にも力が入り、いつもよりまじめに(笑)。
きっと彼らにとって大きなモチベーションは、リーグで優勝することと、来年いいチームで試合ができること。これをきっちり刺激してあげればいいのかななんて今は思っています。目に見える相手がというのも時期的に良かったのかもしれません。


(今年のチーム)

さて試合ですが、両チームとも想像を絶するインテンシティで戦い続け、観客からも歓声が上がり続けるという緊迫したすごくいい試合に。昨シーズンと比べてもインテンシティだけで言うと上位に食い込む試合をしてくれました。試合中にお互いの監督同士でお前のチームU-10だよなって確認し合ってたぐらい(笑)

結果は3:2で勝利。
きっとこのパフォーマンスがリーグで出せれば上位に食い込めることは間違い無いと思います。ただ、まだU-10かU-11のリーグなのか分からないのでなんとも言えませんが。

プレシーズンもあと2週間。またシーズンが始まります。
気合入れて、気持ち入れて子供たちとサッカーを楽しんできます!!

2012年9月24日月曜日

#6 税金支払い&申請通過祝い

久しぶりのビザ更新申請の投稿です。
というのも、日本でバカシオネスを2ヶ月過ごした後バレンシアに帰り、新しく部屋を見つけるために友達の家に滞在しており、中々落ち着いてブログを更新することができませんでした。また、新しい部屋を探したり、やっと見つかって住んでみてもネットの契約をしなければいけなかったりで、結局帰ってきて2週間は契約ごとに追われ続けていました。
やっとのことで、生活が成り立つようになってきましたし、最近このビザ申請・更新系のブログが役に立ったと言ってもらえているので、調子に乗って新しい家での初投稿はビザの話にしてみます。

では!!

提出物の最終工程です!!前回提出した書類が通れば1週間以内(私の場合は3日営業日)に税金支払の書類と、最後の提出物を書いた紙が届きます。(前回提出書類が通ったか通ってないかはhttps://sede.mpt.gob.es/infoext2/で確認できます)
税金支払い後は、支払い済みの税金書類と、写真2枚、パスポート、提出物の書いた紙を持っていつものサンイシドレに行きます。(COMISARIA DE POLICIA DE VALENCIA - C/ DELS GREMIS, 6, 46014 Valencia 詳しい場所はhttp://bit.ly/Up9X4gを参照して下さい)

サンイシドレに着くと、オフィスに入り番号の書いてある紙を取り、左側の待機場で番号が呼ばれるのを待ちます。時期によってはかなりの人が並ぶので時間に余裕のある日に行かれることをオススメします。
番号を呼ばれ、オフィスに入ると書類の確認と指紋プリントをします。約5分程度の出来事です。後は帰りに40日後にこの紙を持って又ココに来てねと言われて終わり。

これで、ビザ更新は無事終了です。
かなり長い道のりでしたが、お疲れ様でした。

何年も住もうとするとコレを毎年繰り返さなければならないわけなので、考えるだけでかなり億劫ですが、あと10ヶ月を自由に過ごせると思って楽しみたいと思います。

では、来年も更新しますので、何か変更等があった場合はこのブログを通じて報告したいと思います。

2012年9月10日月曜日

松山でのクリニックの所感 -その2-

さて、地元松山で行ったクリニック所感の続きを書いていきたいと思います。

今回は、「2.ボールを受けることに対する考え方について」
これはスペインではコントロールオリエンタードと呼ばれ、ボールを受けた次のプレーを考えた上で意図した場所にコントロールする、という一連の動きを意味するのですが、今回のクリニックで私はそれ以前の部分に注力しました。

それは、「なぜボールを受けるのか」という部分です。

というのも、クリニック初期(初日にトレーニングマッチを実施)はあまりに無責任に何も考えずにボールを受けている選手が多く、チームとしての意思はなく、サッカーをしているように見えなかったから。
「自チーム、相手チームの状況は深く考えず、ボールが貰えそうだから、どこでも貰う→次のプレーを考えるが、選択肢がなく困る→ドリブル or ストップ→囲まれ取られる」というのが、ボール扱いが上手い子になればなるほど頻度高くみられた現象でした。

(1,2年生大会の試合の様子)

そもそも、なぜボールを受けるのか、なぜボールを引き出すのか、なぜそこに居るのか、なぜそこに現れるのか、については深く考えず、ボールを受けれそうだから受ける。ということに慣れているように感じている。

私が考えるには、ボールを受けるのは、チームが勝つためである。ボールを保持するためではないし、もちろん自己顕示のためでもない。あくまでチームのためなのである。
ご存知だと思うが、バルサがより長い時間ボールを保持するのは、チームが勝つための手段として確率の高いと判断し、選択しているからであって、彼らにとって保持すること自体が目的ではない。

受け持ったチームの中でボール扱いが上手い選手は、今までなんとか自力で状況を打開できていたが、だんだんとプレッシャーが厳しくなりそれができなくなってきていることを認識はしているものの、依然として癖が抜けず、また自分がチームを引っ張るんだという責任感も相まって、今までのプレーを続けてしまっていると考えられました。
もちろん、一人で状況を打開できる力を軽視するつもりはないのですが、それは場所、状況、タイミングが揃って判断、評価されるものであり、いつもいつも一人でどうにかすると考えるのでは、サッカーにならないと考えています。

(1,2年生大会の試合前の様子)
本問題点に対して今回のクリニックでは、短い間しか見れていませんが選手の特徴が活きるチームコンセプト構築し、そのコンセプトを実現する為にトレーニングをすることが大事だということを顧問の先生とも話し、そのコンセプトを基に、ボールを受けるというプレーを評価するという事を行うことを実行してみました。
構築したチームコンセプトに沿ったプレーをするのに習得が必要な課題を試合から抽出し、その課題に優先順位を付けて改善に向けてトレーニングを構築しました。(※)
特に、「構築したチームコンセプトを基に、ボールを受けるというプレーを評価する」と言うことは、選手にもかなり口うるさくいい、また理想とするプレーが出たときは大げさなほどに褒めるということを続けました。
これは大学院で大先生に学んでいる時に教えて頂いた「人は評価の中で最大限の力をだそうと行動する」という金言を基にそれを実践してみました。

すると見事ですね。(ありがとうございます先生!!)
小さな小さな変化ではありますが、彼らの中でボールの受け方が変わってきた選手がでてきたのです。
もちろん、今回のクリニックではそのきっかけを作っただけで、「なぜボールを受けるのか」(現状、次のプレーを意識すること)を考えながらプレーする選手がほんの少し出てきたかな程度で、その判断が良くない時もしばしば見られるのですが、5日間だけのトレーニング時間しかなかったので少しでも変化が現れたことは良かったかなと。
これについても顧問の先生と継続してトレーニングし、チームとして成長してくれることを願うばかりです。

次は、最終回「3.サッカーを観るということ」について書いていきたいと思います。

出国は明日。早く準備しなきゃ!!

(※ 通常であれば、一つ一つ課題を克服してから次のトレーニングに進むというやり方をするのですが、今回は顧問の先生に対するクリニックという部分も含めていたので、複数の課題に対して、克服のためのトレーニング構築例と考え方、トレーニング中に注意する点の例示などを行ったため、選手は前段階の課題を克服しきってから次の課題に進んだわけではなかったので、少し戸惑いもあったようです。この点については、今後私のクリニックの中で改善しなければと感じています)

2012年9月6日木曜日

松山でのクリニックの所感 -その1-

9月に入り日本滞在も後残り僅かとなりました。
拠点をバレンシアにおいてから初めての帰国だったので不思議な気持ちで日本滞在を皆様と過ごさせていただきました。
また、家族、仲間の温かい思いにも触れ、今年一年またスペインで頑張らなければと気持ちも新たに1年頑張ってこようと思います。本当に有難うございました。

さて、帰国中の7月はアルバイトをして日本円を稼ぎ、8月は帰省をし、高校の友人(専門が野球)が顧問を務める中学校でクリニックを行って来ました。
人生初のクリニックだったのですが、色々と発見があったので、これから3回の投稿に分けてそのクリニックについて書いて行きたいと思います。

クリニック日数は9日間、その間に試合が4試合入っており、実質トレーニングできたのは5日間。1,2年生大会が行われる期間だったので、なかなか難しい日程ではありましたが、とても有意義な時間となりました。

(中学校のグラウンド)

今回のクリニックを通して感じたことは、以下の3点。
1.トレーニングに対する姿勢
2.ボールを受けることに対する考え方
3.サッカーを観るということ

今回はまず、「1.トレーニングに対する姿勢」について書きたいと思います。

最初に誤解がないように説明しますが、これは彼らのトレーニング態度が悪いとかそういったことではないということです。
少しわざとらしく言葉にすると、トレーニングを「こなしている」と感じた部分が多かったということを意味しています。これは選手の心がけが悪いというだけではなく、トレーニングは「教えてもらうもの」という感覚が幼い頃から養われてしまっているのではないかと感じています。要はトレーニングの方法は理解するが、その本質を理解してトレーニングしているわけではないということです。

確かに日本人は、スペイン人に比べるとかなり真面目で、トレーニングに向かう姿勢、集中力は素晴らしいものがあり、それは誇るべき部分だということを今回再認識させてもらいました。

ただその反面、大人しすぎるというか、当事者感覚が無いというか、他人を気にし過ぎているというか、言葉にするのは難しいのですがそういった感覚を受けました。(もちろん、それが日本人の特性なんだからそれにフィットしたトレーニング方法論を構築しろと言われればそれまでなのですが、何でもそうだとは思うのですが、「〜過ぎ」は良くない方向へ作用すると私は考えています。)
彼らがトレーニングをしたくないという意思を持っているわけではないし、きっとトレーニングしたいと思っているのだろうけれどそれを表現できない、相手に伝えることが出来ない、また何を基礎にして練習に向かえばいいのか分からない、といった感じです。

今回のクリニックでは初日からそれらが見られたので、ちょっとした仕掛けをしてみました。
具体的にはトレーニングの説明をする時に、最初の何度かは必要なことをきちんと説明するが、それ以降は何点かわざと重要な設定項目や目標とするプレーの説明を抜いてみたりして、彼らに質問できる余地を残し、更にこちらから質問を浴びせるという形を取ってみました。

やはり最初はこちらから「何か質問ある?説明でわからないことある?」と質問してみても、ダンマリが続きましたが、しつこく質問を続けていると、日が経つにつれて徐々にトレーニングを頭の中でイメージして、それを頭の中で動かして、自分がどういったプレーするのかを考えるようになったようで、質問が1,2出てくるようになりました。期間は短かったのですが、こういった行動が見られたことはチームが良い方向へ変化する兆候だと感じています。順応能力の高さはさすが日本人!!と言ったところではないでしょうか。
私はここまでの変化しか見られていませんが、きっと引き継いだ顧問の先生がよりよいチームに変えていってくれることを信じています。

今回は「1.トレーニングに対する姿勢」について書かせていただきましたが、「トレーニングの方法は理解するが、その本質(5W1H)を理解していない」という現象はクリニックを行ったチームだけの問題ではなく、どのチームでも起こっているのではないかと考えています。
今回のクリニックで彼らが運良く1つの仕掛けで変われたように、指導者側の仕掛け一つで何か変わることもあると思うので、「しゃべれ!しゃべれ!!」と発破をかけるのもいいですが、指導者側も少し工夫することが必要なんだと感じた事柄でした。

次回は、「2.ボールを受けることに対する考え方」について書きたいと思います。

別件ですが、9日にバレンシアに戻ります!!
また新たなシーズンが始まるので、気合い入れて今年もリーグ優勝してきます!!!

2012年8月23日木曜日

えひめ四十雀の練習に参加してきました

地元に帰ってきて1週間。
色々と変化はあるのですが、なかなか投稿が出来ずにすみません。
後日きっちりとサッカー指導に関わる話をさせていただければと思います。

さて、帰省してもサッカー三昧の毎日ですが、先日父親が所属しているえひめ四十雀の練習に参加してきました。
えひめ四十雀には、中学の恩師も所属しているということもあり、スペインに渡る前に一度お邪魔させていただいておりました。その事もあり、今回も時間が出来たのでお邪魔させていただきました。
(気合入りまくりです)

父親曰く、今回は練習参加が少なかったそうなのですが、合計で15名程来られていました。上は76歳、下は40歳代。少しUPをした後に、ミニゲーム開始。

(ゴールも自分たちで準備)

いやぁ、元気元気。皆さんボールを追い始めると、もう眼の色が変わって、ミニゲームどころじゃない真剣さ。更に上手い!日本のサッカー界の礎を築いてきた方々で、プロが無い、サッカー不毛の時代からサッカーを続けられているということもあり、気合の入り方が違いました。
本当にプレーを楽しんで、楽しんで、楽しみ尽くしている感じ。
ご一緒させていただいて本当に良かったです。

今週末、試合を観戦行く事になりましたが、そこでもサッカーの基を感じ取ってきたいと思います。


自分もあんな年のとり方が出来たらいいなぁ。

2012年8月14日火曜日

学生ビザ更新への道のり #5 -書類再提出&TASA支払い-

さて、このサイトを頼りにしてくれている方がいらっしゃるということなので、停滞していたビザ更新の続きを書きたいと思います。まあ、やるからには最後までしっかりやれよという声も聞こえてきそうですが。。。

書類再提出&TASA支払いですが、まず#4で書類を提出した後、1ヶ月程待ちます。
そして、遂に市役所から書類が届きます。
私の場合は全てOKで不足書類が無かったため、不足書類があった場合の封筒はわからないのですが、不足がない場合はなかり薄い中身に、次の指示が書いた書類が入っています。

では、次のステップですが、TASA支払い&提出です。
インターネットで「TASA-052 valencia」で検索頂くと資料が出てくるので、それをDLし、番号は「1.3」にマークをして銀行へGO!!!
銀行さんは慣れているのでサササッと済ましてくれるので、言われた通りの金額を支払って終わり。
そのTASAの紙と指示書を持って、Avda. Constitución,106-108 にある事務所に持って行っていきます。
私の場合は、受付の無愛想な警備員さんが受け取ってくれてそれで終わり。待つこともなくただ書類を届けるといった感じです。
(書類の再提出がある場合は、もしかしたら整理券をとって待つのかもしれません。)

さて、こんな感じで待ち時間が1ヶ月もあったのに、次のステップがかなりあっさり終わり、拍子抜けの感はありますが、この書類さえ通れば1週間ほど待った後、最終ステップの書類が届きます。ここまで来れば更新が成功したも同様!!

あとちょっと頑張りましょう!!!

2012年8月3日金曜日

一時帰国から1ヶ月経ちました

一時帰国から1ヶ月が経ち、スペイン語が頭の中から抜けていく毎日です。

さて、7月は激動の月になりました。色々な方にお世話になり、助けて頂き日本に帰ってきて良かったなぁと思える一ヶ月でした。この場で皆様に御礼を申し上げたいと思います。

さて、具体的に平日はバイトをメインに、空いた時間に、週末に色々な方とお会いさせていただいていました。
アルバイトでは、前職とは全然違う業態、業務だったので、最初はビックリしましたが会社の皆さんに色々と教えて頂き、なんとか形に。
今まではそれなりの時間を使って自分たちの考えをまとめ、喧々諤々チームでアイデアを出し合いながら仕事をしていく働き方だったのが、今回のバイトでは超短時間(2時間前後)でかつ個人の世界。使う脳みそが違ってました。
ただ、コレもきっと監督業では使わなければならない脳みその一部。きっちり鍛えてやりましたよ。
結果、概算ですが、とりあえず自分のバイト代の倍ぐらいは会社に利益もたらすことが出来たのではないかなぁと思います。

お会いできた方々とはサッカーの話、思い出話、ビジネスの話と色々させて頂き、勉強させていただきました。会う方会う方例外なく皆さんが本当に良い方々ばかりで、なんて恵まれている人生なんだと、心から感謝しています。
これからは頂いた思い、知識をいつかお返しが出来るよう精進して行かなければと強く感じました。

詳しい話は他の回ということで、ブログの更新は出来ていなかったですが、生きているぞということと、日本で充実した生活を送ってるぞ、ということをお伝えできたらという投稿でした。

では、次回からは詳しく何を学び、何を習得したかを書いて行きたいと思います。
お楽しみに!!!

2012年6月23日土曜日

第1回 Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches

さて、Google+ Hangout ON AIR with Football Coachesが前回の試験運用を経て、第一回目の正式開催が決定しました。出演者の詳細もUPされているので、ご確認下さい。
http://www.akiomasamoto.com/

今回はスペイン勢からの参加が多いですが、スペインは地域が違えばサッカーが変わってくるので、同じスペインと言えども違った視点からの話が出てくるのではないかと思います。しかも、私以外の2人はバルセロナ、ビルバオという特殊な地域(自分の地域を独立した国だと思っている)からの参加ですし、何が聞けるかかなり楽しみです。

ただ、現在我が家は、家主様の料金未払いによってネットが使えない状態なので、友人宅からの参加になりますが(笑)

さて、今日はヨーロッパカップの決勝リーグ第一線、スペイン対フランスが行われます。スペインはどういった戦い方を見せるのか、ファルソ9?トーレス?ジョレンテ?? 


試合まであと5時間。

バレンシアではSan Juanというお祭りの日でもあり、F1バレンシアGPが行われている日でもあり、ヨーロッパカップのスペイン戦が行われる日でもあります。3重にイベントが重なりあっており、今夜のバレンシアはどうなるのか想像が付きません。

全てが楽しみだぁ〜〜〜!!!

2012年6月15日金曜日

学生ビザ更新への道のり #4 -書類提出-

さて、今回は一生懸命揃えた書類たちを役所に提出しましょう!!

と言っても、ただ提出するだけです。
バレンシアの場合、場所は Calle Juaquin ballester, 39 。
バレンシアに住んでいる人なら、ヌエボセントロのエルコルテのウラ側と言えば分かりやすいでしょうか??

まず、ここで確認しなければならないのは提出書類。詳細はココで確認してみてください。簡単に書くと以下の7点です。

① EX-00オリジナルとコピー
② パスポートの全ページコピー(パスポートも提示する)
③ Tarjeta de Estudiante=NIEのコピー(カードも提示する)
④ 語学学校の証明書のオリジナル
⑤ 銀行の証明書のオリジナル
⑥ 保険加入証明書
⑦ 住所登録証明書

なぜ、この段階になって書類の確認を念押しするのかというと、私の友人の80%が不足書類ありで後日書類が送られてきているからです。しかも、ここで書類を提出する際は、EX-00以外はチェックされません。そこのオフィスの役人は何が必要なのか知らないのです。(コレについてはかなり腹が立ちますが。。。)なので、提出する際は自分で提出書類を十分にチェックして不足のないようにして下さい。

ということで、資料が準備出来れば、役所に行き、役所に入り、左に曲がり、書類を手渡す。それだけです。

あとは、1ヶ月弱で連絡が来るのでそれを我慢強く待ちましょう。


追記
上記プラス⑧として、税金の支払い書(https://sede.mpt.gob.es/tasasPDF/prepareTasa?idTasa=052&idModelo=790&idProvincia=46)が必要です。
これを印刷して銀行で支払って下さい。

2012年6月13日水曜日

まだまだ初めての事だらけ

いやぁ、ここに来て7ヶ月が経とうというのに、まだまだ初めての事だらけです。

最近は、サッカーの方はリーグも終わり、セレクションとトーナメントだけということもあり、ちょっとリラックスモードです。(ご両親方は既にバケーション気分)
そんな中、私も来年の身銭を稼ぐために色々と動いてみています。

幸運なことに、自分がやろうと思っていたことが、向こう側から転がってきたり、ちょっと難しいかなと思っていたことも、やってみると以外にスルッと行ってみたりと、ここの生活に慣れて停滞気分だった自分を奮起させてくれる出来事が次々と起こってくれています。

これについては、大学時代、会社員時代に培った知識、経験がかなり活きてきているので、人生って何がどこで影響してくるのかわかんないなぁなんて思っています。まさか監督を目指してビジネスの世界から離れたのに、バレンシアに来て7ヶ月で、スペイン人相手にPPTを使ってスペイン語でプレゼンテーションして、ビジネスを作るなんて思ってもいなかったですからね。。。
そんな感じで、ちょいちょい動いてみています。

あと1週間ぐらいでアナウンス出来ることがあるので、楽しみにしてて下さい。
さて、めっちゃ働いて、ユーロ2012をめっちゃ楽しもう!!

2012年6月8日金曜日

つながる、つながる、つながっていく!!

いやぁ、帰国間近だというのに次につながっていく情報が続々と飛び込んできていて、帰りたくなくなりますね。
まだ形になっていないので、どれも今すぐに皆様にご紹介させていただくことは出来ないのですが、サッカーに関わっている人で、バレンシアに興味がある人はかなり面白いことになると思いますので、少々お待ち下さい。

さて、そんなこんなをしている中で最近思うのは、本当に人のつながりって凄いなって。
自分が何かしたいことがある!って言うと、友人たちが自分の知っている人を紹介してくれたり、一緒にやってみようって言ってくれたりと何かしら行動があるんですよね。その姿勢って本当に凄いと思いますし、心から感謝の気持でいっぱいです。
そういった思い持ってる人って、日本でもスペインでも変わらずいるんだなと再認識。

まだまだ形のないものばかりですが、丁寧に誠実に行動し、全てが上手くいき、皆が幸せになれるようにしていきたいと思います!!

2012年6月5日火曜日

セレクション No.2

今週もウチのクラブでセレクションがありました。
こちらでは、2週連続でセレクションが行われているようで、先週のメンバーとプラス何人かの新しい選手が来てました。

今週は先週と違ってよりシリアスでした。先週は、臨時監督が試合中にも指示を出していたのですが、今回は何もなし。担当者が紙を持って、選手を追っかけるだけ。後は、特徴に合わせて選手の交代を粛々と行なっていくというかなり緊迫感のある試合でした。そんな中私は審判を任され(押し付けられ?w)、中に入って試合を見ることが出来ました。

審判をしてみて分かったのは、選手の目線とポジショニング。かなり面白いものがありました。

多分ウチのクラブに引き抜かれるだろう選手について。
彼は今年9歳になるカテゴリーに所属しているのですが、練習前にボールを一緒に蹴った感じだと、リフティングは最高でも30回程度。まあ、普通な感じですかね。

それが、試合に入ると素晴らしいんです。
ボールの受け方、ボールの引き出し方、私が審判をしていて、ここに出すだろうから、この場所からは外れておこうと思う場所にことごとく入ってくるし、そこにパスを通すし、と本当にビックリしてしまいました。ボール保持後にドリブルを多用する傾向があったので、それについて監督に質問してみたのですが、ウチに来てトレーニングすれば変われることなので、あまり気にしないよと言ってました。きっと彼はウチのクラブと契約することに成るでしょう。
また、他のカテゴリーもセレクションをしていたのですが、何人かは親がクラブハウスに呼び出され、契約書を渡されていましたね。この年からそういったことを経験するのは良し悪しはあるにせよ、今まで経験したことがないので、驚きです。

いやぁ、書くカテゴリーに素晴らしいタレントがいます。こういうタレントと一緒にトレーニングできるなんてすごい楽しみですよね。
私も早くその舞台に立たなければなりません。

日々精進です。

2012年6月3日日曜日

Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches 感想

いやぁ、ホントに楽しかったです。

主催者の政本君以外は初対面だったのですが、皆さん素晴らしいスペシャリティをお持ちで楽しかったですね。
本当に皆様有難うございました!!

今回は第0回目という位置づけだったので、特別なテーマは無かったのもの、国によってあんなにもサッカーの育成システムや、リーグ構成が違うとは思ってもいなかったので、新しい発見でしたね。

あと、ハングアウトの中の一例として、トラップの練習という内容が出てきた時に、「早く判断、行動する為に」という大きな目的は一緒で、アプローチの方法が各国、各クラブで違うという議論には個人的に「ガッテン」がありました。

それは最近、色々な指導者の方の練習を見る機会があるのですが、それぞれに練習への考え方が違い、言うことも違っているのでちょっと頭の中が混乱し、戸惑っていたからです。
この経験と、今回の議論を通して、指導とは正解がない世界なんだなという事を痛感しましたし、自分が心から信じれる指導者を見つけることをこれから始めないとと思わせて頂きました。

次回からは新しく3名の方を迎え、テーマも絞られてくるはずなので、もっと深い議論が出来ると思います。今後の「Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches」もお楽しみに!!!

Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches 開催

2012年6月2日土曜日

「Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches」の告知

突然ですが、私の友人の政本氏主催の「Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches」に参加させていただくことになりました。

詳細は下記になりますが、ポルトガルのポルト大学大学院で戦術ピリオダイゼーションを学ぶ安田氏、今メキシコの1部リーグ所属のCruz Azulでコーチングを学ぶ西村氏という、第一線級の方々とお話できるのは楽しみです。

ただ、彼らのブログを読んでいると、私のブログの稚拙なこと稚拙なことww
これからは彼らを見習って、ちゃんとコーチングについて書こうと心に決めました。


下記、政本氏のブログの転記です。
ご興味のある方は、見てみてください!!
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Google+ Hangout ON AIR with Football Coaches
【告知】

明日(6/3日曜日)22:30からGoogle+のハングアウトON AIRという機能を使って、ポルトガルのポルト大学大学院で戦術ピリオダイゼーションを学ぶ安田氏、筑波大学蹴球部OBで現在スペイン・バレンシアでコーチングを学んでいる尾崎氏、それから今メキシコの1部リーグ所属のCruz Azulでコーチングを学ぶ西村氏とディスカッションを行うことになりました。

題名:Football Hangout | フットボール・ハングアウト vol.00
日時:6月3日(日)日本時間 22:30
参加コーチ(予定):安田氏、尾崎氏、西村氏

今回のテーマは「各国のサッカー事情」です。今回はテスト的に第0回目としますが、今後は招待者を増やし定期的に行えればと考えています。現在も世界で活動されているコーチの方に声を掛けています。ハングアウトON AIRの見方はこのブログに動画を貼り付けますので、時間になったらアクセスして下さい。

お時間ある方はぜひ生中継のディスカッションをお楽しみ下さい。
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2012年5月31日木曜日

学生ビザ更新への道のり #3 -住所登録証明書-

さて、今回は私が一番苦戦した「住所登録証明書」です。

下記は、住所登録証明書(Empadronamiento)に必要なものです。
・現住所の契約書(サイン入り)+そのコピー
・NIE+そのコピー両面

本来であれば、書類を揃えて指定の役所(バレンシア大学に近い場所だとC/Guardia Civil 19)に行けば、5分しないうちに発行してくれます。また、ビザの他に使用する可能性があるのであれば、その旨を伝えると2部発行してくれます。

では、何に手こずるのかといいますと、住んでいる住所が住所登録されていない時です。ここスペインでは、住居登録せず、ネットを通じて部屋を貸し出しているところ(通称ネグロ)がかなりあり、役所に書類を持っていっても、その住所は登録されてないよと言われます。そうすると書類が発行されません。そのため、もし住所登録されていないことが分かった場合は、その場で「新しく登録します」と伝えれば、新規登録してもらえ、住所登録証明書を発行してもらえます。(住所登録したいんだけど、と家主に言うと確実に嫌がるので、勝手にしちゃいましょう)

また、これも自分で起こったことなのですが、家主はネグロのため契約書が住民登録に使われることを想定していないので、ちょっとした書き間違いなどがあると、ペンで訂正してきます。ただ、それをされてしまうと契約書としての効力がなくなり、役所は受け取ってくれません。なので、最初の契約時にはかなりの注意が必要です。(って、更新時期に言っても仕方ないのですが)もし、何か書き込まれてしまった場合は、なんでもいい(無くした等)ので理由をつけて、再発行してもらいましょう!!

ということで、通常に進んでいけば5分の事なのですが、ちょっとしたトラップが複数潜んでいるので、そのへんはお気をつけください。

2012年5月30日水曜日

セレクション始まる

さて、リーグ戦が終了して2週間が経ち、トーナメント戦も1つ戦い終わり準優勝という結果でまずまず。ただ、決勝は0:8という衝撃的な結果となり、選手ともどもうちひしがれてしまいました。対戦相手はAチームリーグの2位という結果を持つチームで、我々のAチームも負けていたチームでした。正直、この年齢であれだけの差があるとはかなりのショックでした。あまりに個人の能力が違いすぎて監督として何が出来るのかを考えているうちにやられてしまった感じ。今の自分では為す術なしでした。。。

さて、今週からウチのチームでセレクションが始まりました。
対象は6歳以上18歳以下。まさか6〜7歳のカテゴリーまでセレクションするとは。。。
今回私は今年我々が指導した年代である8〜9歳のカテゴリーのセレクションを手伝ったのですが、いやぁいますねタレントを持った選手。21人試験を受けたのですが、1人は確実にウチのAチームに入るという子がいましたし、それ以外にも面白い特徴を持った選手がいました。色々なチームから選手が来るので見てて本当に面白かったです。こうやってスペインでは選手が発掘されていくのだなと身を持って実感しました。

また、その後に12歳〜13歳のカテゴリーのセレクションも見たのですが、これまたスゴイ!!今シーズンその年代のウチのチームはかなりいい成績を残したので、セレクションを受ける選手もいい選手が多かったそうなのですが、いやぁスゴイ。。。多分今の自分でも抑えられるかどうかわからない選手が3人程いました。また、女の子の選手もいたのですが、これまた素晴らしい。男の子に混ざって遜色なくプレーし、ふっ飛ばし、2ゴールまで決めてました。もしかしたらあの子も来シーズンはウチでプレーしてるかもしれません。こうやって色々なタイプの選手をみられるのは本当に幸せだなぁと感じました。

スペインの育成システムは恐ろしいです。ホント。こうやっていい選手を街クラブから引き上げていくシステムが日本でも出来たらいいのになぁなんて漠然と思ったりしました。
ちなみに、ウチのU-15の選手が何人かバレンシアとエルクレスに引きぬかれたらしいです。

このクラブ面白い!!!

2012年5月29日火曜日

学生ビザ更新への道のり #2 -銀行の証明書&保険加入証明書-

さて、今回は銀行の証明書&保険加入証明書について書きたいと思います。

では、まず銀行の証明書について
最初の必要書類の部分でも書かせて頂きましたが、もう一度書きたいと思います。


-銀行の証明書-
*スペインで口座を開設した日付 ( Fecha de apertura de la cuenta )
*現在の残高と日付  ( saludo y fecha )
*送金記録(=transferencia)
送金人の名前と住所が記載されていること(ご両親の名前がベスト)、受取人が本人のスペインの口座になっていること ( de dónde se hacen la transferencia )
*口座の平均残高 (=saldo promedio de la cuenta) ←毎月誰かから定期的に送金を受けてるかどうか?
※注意:銀行の書式でハンコが押されていること (El documento debe ser sellado en hoja original del banco )

私の場合はBBVAで且つ大学に近いところで口座を開設したので、担当者も方法を知っており、これだけ必要ですとメモを渡したところ全て揃えて頂きました。
ただ、ここで一点気をつけなければいけないのが、transferenciaです。上記させて頂きましたが、送金人名をご両親にして下さい。そうすれば間違い無く受領されるはずです。

次に保険加入についてですが、渡西の際は日本の保険に入ってこられたと思われますが、更新の際はスペインで契約される方が断然安いのでオススメします。ただ、健康に関わる部分なので、スペイン語があまり出来ない状態で重要な契約をしたくないのも事実。そこで、私はバルセロナで保険の窓口をされている方がおられることを聞き、その方にお願いすることにしました。(http://saludmutua.blogspot.com.es/
担当された方はとても親身になって対応いただけるので、かなりオススメします。(バックマージンなどは頂いてませんので悪しからず)もし、スペイン語が堪能な方であれば、MAPFREが安いとか聞きますので、ご自身で探されるのもいいと思います。
ただ、保険は加入の一ヶ月前からしか書類が出ないそうなので、もし60日前に申請されたい方は一ヶ月以前の保険と重複することを考えておいて下さい。


以上の手続きを踏んでいただければ、銀行書類と保険書類は問題なく手に入ると思います。
次は、私が最も手こずった「住所登録証明書」についてです。
お楽しみに!!

2012年5月19日土曜日

学生ビザ更新への道のり #1 -EX-00の書き方-

さて、学生ビザ更新に必要なEX-00は公式な書類なのですがスペインの書類は書き慣れないものだと思いますので、紹介したいと思います。

では、
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1) DATO DEL EXTRANJERO/A
最後のRepresentante legal, en su caso. D/D とNIF/NIE とTituloという欄以外は全て記入。2nd Apellildoは最初の欄だけ。NIEの番号は学生証に印字されてるYで始まっている番号を記入。
2) DATO DEL PRESENTADOR DE LA SOLICITUD
全て空欄
3) DOMICILIO A EFECTOS DE NOTIFICACIONES
警察からの手紙を受け取る住所。自分のPISOを記入しても良いし、確実に受け取れるのなら学校を指定しても良い。その際、名前、NIEは自分のものを記入、住所だけ学校にすれば良い。
4)TIPO DE ATORIZACIÓN SOLICITADA
右側のPRÓRRGAに×印、上から3つ目のTitular de autorización estancia por esudios の欄に×印。

最後は右下の FIRMA DEL SOLICITANTEに自分のサインを記入。
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以上が、EX-00の書き方になります。
これも時代により変わっていくものらしいので、あくまで参考ということでお願い致します。

次回は#2 銀行の証明書達&保険加入証明書です。

2012年5月18日金曜日

学生ビザ更新への道のり #0 -必要書類-

さて、スペイン留学から半年。そろそろ学生ビザの効力が切れるので、更新です。

いつものように備忘録も含め書いていきたいと思います。(2012/05/18現在)
では、下記に必要書類たちをUPしたいと思います。これはバレンシアのケースなので他の地域の方はしっかりとご自分でお調べになってから申請して下さい。また、バレンシア在住の方も私の住んでいた時代のものですので、しっかりとご自分でお調べになって下さい。

ちなみにバレンシアの場合、役所の人によって確認のレベルが違うので、念入りに準備なされることをオススメします。また、私の知っている方々はほとんど一回目でうまくいくことはなく、差し戻しにあった後、再提出という過程をたどっているので、リードタイムは長く見ておかれることもオススメします。申請はビザ失効の60日前から可能です。

では!!
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① EX-00オリジナルとコピー(2012/05/18現在)
② パスポートの全ページコピー(パスポートも提示する)
③ Tarjeta de Estudiante=NIEのコピー(カードも提示する)
④ 語学学校の証明書のオリジナル
*いつ入学し、週20時間の授業をどのくらい受講し、今現在どのレベルにいるかを証明する書類
*これから先の授業受講証明 (最低3ヶ月以上の延長であること)
⑤ 銀行の証明書のオリジナル
*スペインで口座を開設した日付 ( Fecha de apertura de la cuenta )
*現在の残高と日付  ( saldo y fecha )
*送金記録(=transferencia)
送金人の名前と住所が記載されていること(ご両親の名前がベスト)、受取人が本人のスペインの口座になっていること ( de dónde se hacen la transferencia )
*口座の平均残高 (=saldo promedio de la cuenta) ←毎月誰かから定期的に送金を受けてるかどうか?
※注意:銀行の書式でハンコが押されていること (El documento debe ser sellado en hoja original del banco )
⑥ 保険加入証明書 *Original y copia de la póliza de seguro medico (コピー)
⑦ 住所登録証明書(Certificado de empadronamiento (オリジナル))これの取得については後日ブログにUP予定

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以上が必要書類です。
以後はこの書類たちをどのように手に入れ、どこに申請に行くのかをを書いていきたいと思います。

<予定>
#1 EX-00の書き方
#2 銀行の証明書達&保険加入証明書
#3 住所登録証明書
#4 書類提出
#5 書類訂正 or 不足書類提出 (仮)
#6 税金支払い&申請通過祝い(仮)
#7 NIE取得(仮)

最後に、この情報をまとめてくれたバレンシアの友人に感謝☆

レバンテ vs ビルバオ

報告が遅れましたが、先週日曜日に今季最終節のリーガエスパニョーラを観てきました。

いやぁ、レバンテいいですねぇ。
何がいいって、毎回このブログでも紹介していますが、守備の統率力。相手に合わせてDFラインとMFラインの位置をコントロールしており、今回のビルバオ戦はいつもよりも低く設定してビルバオの動くサッカーを封じにかかりました。

ビルバオはそのDFに完全に手こずり、ボールは保持しているのに攻め手が全くない状況が続いてると、来ましたレバンテ。前半終了間近に得意の速攻からゲザルが得点。
後半ビルバオはジョレンテ、ハビ・マルティネスを投入してくるものの、レバンテはいつもの戦い方を辛抱強く続け、またもやサイドからバルケロが突破し、ゲザルが得点。この試合、バルケロはMOMでしたね。

更にPKでダメ押しし、結果3:0の圧勝。
レバンテの我慢強いサッカーには本当に感心。これもベテランがいてこそ成立する戦術。本当に面白いチームです。

試合終了の瞬間に衝撃映像が!!

まさかファンがグランドに侵入。もうハチャメチャというか、収拾がつかない状態に。
どさくさに紛れて我々も侵入してみました。こういったファンの熱さに支えられて小さなチームでも強くなっていくんだなと改めて感じました。


(グランドに下りていくファンたち。この時すでにマジョルカが負けたことが分かっており、ヨーロッパリーグ初出場が決まったのも相まって凄いことに)
(ついでに私も下りて記念撮影。いつかこの目線に戻ってきたいな)

この勝ちでヨーロッパリーグへの参加が決まったレバンテ。来年はチャンピオンズ、ヨーロッパリーグ両方共バレンシアで見ることができる最高のシーズンになりそうです!!

2012年5月15日火曜日

アルボラヤ v.s. ビジャレアル U-15の試合 (Alboraya vs Villarreal CadeteA)

先週末、U-15のアルボラヤ v.s. ビジャレアルが行われました。

U15カテゴリーの中では、最高クラスのリーグで、この中から将来のプロが出る可能性も高いチームです。
試合前はアルボラヤが6位、ビジャレアルが1位です。
ビジャレアルはこれを勝つと優勝が確定する試合なのでテンションは高く、アルボラヤはどうしても優勝をホームでさせたくないという意地でテンションが高く、お互い精神的に高ぶったまま試合になりました。


いやぁ、いましたね。クラック。ビジャレアルのピボーテの位置にいた黒人の選手と左サイドのモビリティの高い選手。この2人は今後注目です。とくのピボーテにいた選手のボールタッチと、身体の使い方は一つ上のカテゴリーの選手かと思わせるようなクオリティを持っていました。

さて、試合の方はアルボラヤが3:2で勝利!!!!
こちらではこういう試合にありがちなのですが、テンションが上がりすぎてビジャレアルの選手は暴走して、相手を突き飛ばし一発退場という悲劇を演じてしまい、ゲームプランが崩れてしまったのでしょう。
個人のクオリティはビジャレアルの方が高かったものの、チームとして賢かったのはアルボラヤだったという結果でしょうか。

こういった高いレベルの試合を同じ会場で小さい子供たちも一緒に見られるのもこの国のサッカー観戦のいいところですね。

いやぁ、それにしてもあのピボーテの選手は良かった。

2012年5月13日日曜日

リヤドロ(Lladró)の本社に行ってきました!!

今週、語学学校の企画でバレンシア発祥の有名陶器ブランドのリヤドロ(Lladró)の本社に行ってきました。
セントロから3番線の電車に乗って、最寄りの『Alboraya PA』という駅まで行きます。
そこから歩いて5分。本社に到着です。
(お気づきの方もいるかも知れませんが、私の教えているチームのある街と同じ街にリヤドロはあるのです。)


工場を見学するのには予約が必要なのですが、それは学校がしてくれていたらしく、門番の人に学校名を言うとすんなりと中に入れました。中では案内役の人が待ってくれていてそこからはスペイン語で説明をしてくれます。(きっと英語も大丈夫です)

写真を取れなかったのですが、商品展示場の壁にはスペイン語、英語、日本語によるリヤドロの説明が書かれていて、ビックリ!!!スペインでは通常こういう場では、ドイツ語が書かれているのですが。。。日本人の方はここを訪れて商品も大量に買っているのかなぁ。恐るべし日本人。

さて、工場見学の始まりは映像での歴史紹介。
今回一緒に行ったのはドイツ人2人、イタリア人1人、日本人の構成だったので、スペイン語での映像をお願いしましたが、選択肢には日本語もあって更にビックリ!
10分の映像終了後、ついに工場内に突入。

大きな機械や窯がドーンッ!!!

を想像していたら、まさかの長机と椅子がズラッと並んでいるだけ。。。
リヤドロって全て手作りなんです。

パーツごとに型に液体を流しこんで成型する人。
それをくっつける人。
身体に色を付ける人。
細かい部分に色を付ける人。
装飾を作る人。
検品する人。

と分業化されており、まさに手工業!!と言った感じ。
働いている方々は細心の注意を払いながら作業しながらも、さすがベテラン!といった技もあり、感心するばかりでした。
最後の焼きの部分は企業秘密ということで見せてくれませんでしたが、写真で窯のなかの様子を見せて頂き、見学終了。

その後はオフィス内にあるギャラリー兼ショップで色々と作品を散策。
中でも気に入ったのは下の3点。

  

特に注目したのは『Alma de Espana (スペインの魂)』、『Corazon de Espana (スペインの心)』と名付けられたスペイン限定品の2点。表情といいスタイルといいかなり引き込まれるものがありました。自分もお金に余裕があれば買ってもいいと思える作品でした。

(日本への発送は可能らしいです)

その後、スタッフの方の誘いで、アウトレットも見ることに。

     

そこには、B級品ゆえの値打ち品、格安品がたくさん。写真の中にも値札が付いているものもありますが、大体通常の半値で売られていました。(犬が紙飛行機に乗っている作品は50%OFFです。130€→65€)日本の文化を取り入れた雛人形、若武者や、キティちゃんの作品も多数ありました。

そんな感じで、今回のリヤドロ工場見学は終了。
バレンシア唯一といっていい世界に誇る産業を目にできいい経験になりましたし、このブログを通してバレンシアの名産を紹介できたことを嬉しく思います。

リヤドロ工場見学に興味のある方は予約が必須ですので、ここから予約をして下さい。または、私にメールしていただいても対応させて頂きます。

またリヤドロの作品に興味のある方は、なんでも質問していただければできる限り対応致します。私の教えているチームのグラウンドから歩いて5分ですので、いつでも本社に行って直接問い合わせ致します。

是非皆様もリヤドロの世界に引き込まれてみてください!!

2012年5月6日日曜日

リーグ優勝決定!!

やりました!!リーグ優勝が決定しました!!!
3試合を残してやってくれました!!!

我々のクラブの中でも最初の優勝チームになり、ルイスも満面の笑み。
一年目からこんな結果をいただけるとは思ってなかったので、本当に嬉しい限りです。
いやぁ〜持ってるなぁ〜〜(笑)

(第一監督のルイスとキーパーのオスカル。水撒きが終わった後です。。。)

今週のホームでの試合では祝勝会が行われ爆竹が鳴らされ、水撒き大会が行われました!
ルイスに着替えをもってこいと言われていたのはこのことだったんですね。

渡西1年目にして手にしたタイトル。
まだまだまだまだ足りないものだらけで、持ってるものの方が遙かに少ない状態です。
コレに甘んずることなく、前に一歩一歩大胆に進んでいきます。

奇跡!!


個人的な用事で行ったバルセロナにて奇跡が起きました!!
本当に奇跡なんです。ただ、個人的なことも入っているので説明は難しいのですが、時系列でご説明致します。

まず、一日目はバレンシア〜バルセロナまで移動し、お昼にバルセロナ在住でサッカー指導者として活躍されている坪井さんとお会いしまし、色々なサッカーに関わるお話を聞かせて頂きました。今後につながる話もさせて頂き、本当に素晴らしい時間でした。
その際に、私のツレがバルセロナで美味しいアロス・ネグロ(イカスミのパエージャ)のお店を質問したところ、地元の有名な(多分ガイドブックには載ってない)ところを教えて頂きました。

そこで翌日、晩御飯(通常、パエージャは昼御飯)を食べに教えて頂いたお店に行くことにしました。ただ、その日はバルセロナ最終日ということで、色々と観光地やお店を回ったこともあり、夕方には疲れきってしまい、そのお店に行くのを99%近く諦めかけていたのですが、最後の力を振り絞り行くことにしました。

バルセロナの中心地から歩くこと15分。やっとのことでお店の前にたどり着いたのですが、、、

あれ、、、


店の中に見たことある方が、、、


うん???


R社のNさん???


ただ、Nさんである確信がないので隣の席に座りながらも、お互い探り探りの状況、、、
目は合うもののなんとも言えない空気感、、、

Nさんは私がバルセロナに居るはずないと思ってるだろうし、私はNさんがバルセロナにいるなんて思ってないので、目は合うものの名乗るまではいかず。。。

また、友人の方と来られているし、もしビジネスのお話とかだった場合、お邪魔してしまったら悪いなと思い食事中は静観を決め込み、食事終わりを狙って挨拶をしようと画策。

すると間もなく、隣の席から「あれ、zakiさん(本名で)じゃないか、予約の名前をお店の人に確認してもらって」とのヒソヒソ声が漏れ伝わって来たのです!!!


そうですよね、Nさん。
間違えるはずがないんです。私から声をお掛けするのが筋なのに本当に申し訳ありませんでした。。。

ということで、「私、zakiです。」と名乗り、ご挨拶。
ご一緒されていたご友人の方にもご挨拶させて頂き、そこからは、

5月3日の夜9時、バルセロナの中心からは少し外れたレストランで、日本から旅行で来られたNさんと、バレンシアから旅行で出てきたzakiとが出会う

という奇跡を楽しみながら、色々なお話をさせていただきました。
(焦点がお店に合っちゃった。。。)

Nさんとは以前から、いいお付き合いをさせていただきたいと思っていたので、またとない機会になりました。
それに、これからの話しもできたので、これから自分を高める一つのモチベーションになりました。

一時帰国まであと2ヶ月。こういった出会いを大切に、自分の価値を高めていけるよう頑張らないといけないですね。

さて、明日は優勝決定後のホームでの試合。
水掛け大会があるらしいので、着替えをきちんと用意して行かないと!!!

2012年4月15日日曜日

レバンテUD vs バルセロナ

今日は我らがレバンテUD(Levante UD) vs FCバルセロナ(FC Barcelona)との試合がありました。

我らがレバンテUDがバルセロナと試合ということで、観に行きたかったのですが自分の試合で遠出をしていたため、開始時間までに帰ってこられず、スタジアムに足を運ぶことができませんでした。

さて、結果は御存知の通り1−2でバルセロナの勝利でしたが、その内容は結果以上に面白いものでした。

まず、スタメン。
バルセロナは格下と見たのか、チャンピオンズのための温存か、イニエスタ、ダニ・アウヴェス、ピケがベンチでした。他はいつも通り。
レバンテは、フルメンバーと言える状態でチャレンジ。

<前半>
前半は、レバンテの思惑通りの展開。かなりの時間攻められることを想定して、またペナルティエリア近くにスペースを与えないため、MF、DFラインをきっちりと引かせ、スペースを与えない作戦。しかも、サイドに出た際は、必ず2人がカバーに入り、バルセロナの定石である、後ろに下げることをさせて再度真ん中を鉄壁にするという戦術がピッタリとハマり、バルセロナはボール保持率は高いが決定的な状況が作り出せない展開。そんな中、レバンテ得意の速攻で獲得したコーナーキックから、一度はGKにクリアされたボールを拾い、前に運んだところでブスケツがハンドでPK。それをバルケロが落ち着いて決め、予想外の1-0に。
その後もバルセロナはペナルティエリア前で人を剥がすことが出来ず、スピードを上げられないまま、周りでボールを回すことに終始し、前半が終了しました。

いやぁ、本当にバルセロナがこんなに苦しんでる姿を見るのは久しぶりで、このままDFを崩さずにいければ、前半を見る限りレバンテが勝ってしまうのではないかと思いました。本当にレバンテのDFは素晴らしかった。

<後半>
後半は、バルセロナがシャビを変えクエンカを入れてきました。サイドからスピードで崩そうという思惑だったのでしょうか。
さて、後半もレバンテやり方を変えることはなく、守備ラインをしっかりとオーガナイズし、バルセロナの攻撃スピードを上げられないようにしていました。
が、、、一瞬のスキでした。
DFからサイドのクエンカにボールが渡り、少し2人目のサイドDFのカバーが遅れて入ったところで、マイナス気味にセンターにいたメッシにパスが入り、彼がドリブルで一人を交わして、アレクシスとワンツーをしてそのままシュートでゴール。レバンテはペナルティ周辺に6〜7人の選手がいたにも関わらず、見事に破られてしまいました。ホント一瞬のスキでした。DFが少しボールに目が行き過ぎた瞬間にメッシにやられちゃいましたね。流石です。
後半からはバルセロナはボールを支配しながら、サイドからの仕掛けを多くして特に後から入ったイニエスタ、クエンカといった選手にボールが渡る場面が多くなりました。2点目もそのクエンカがサイドでボールを持ち、アレクシスとワンツーをして中に切り込んだところで、バルドがファールをしてPK。。。まさにバルセロナの後半の狙いがそのままあたってしまったという感じでした。そのPKをメッシが決めて1-2。
そうなると、レバンテには厳しくなり、コネとバルケロ、バルドの3人を中心に攻撃を仕掛けますが、全てが単発で終わってしまう状況に。
そのままバルセロナはボール支配を強めゲームを殺しにかかり、試合終了。


レバンテはチャンスがあっただけにすごく悔やまれる試合になりました。
これからバルセロナに対峙するチームのいい見本になったのではないかとも思います。それも強靭なコネというFWと動き回れるバルケロがいて成り立つ戦術かもしれませんが。

個人的にはかなり面白い試合を見せてもらって興奮しました。
これからもレバンテを追っかけますよ!!!

得点シーンのYoutube
http://bit.ly/HLcF1Z

トーナメントの結果

前回の投稿でも書かせて頂きましたが、今日は遠出をしてトーナメントへ参加してきました。

さて、結果はと言うと2敗で予選敗退。
初戦のValencia Dとの試合は前半を1-0で折り返したものの、後半で3点入れられ結果は2-3で敗戦。Valencia Dは一学年下のチームだったので勝てる可能性はあったのですが、我々を上回る技術力を持ち、チームとしてオーガナイズされている上に、負けている状況でも粘り強く、自分たちのスタイルを崩さず、ボールを保持されてしましました。かなりやりにくいなとは思っていたのですが、最後の最後にやられちゃいました。(3失点目は絶対にオフサイドでしたけど!!)正直、かなり悔しい負け方でした。

次に2試合目は、CARLET EMF C.F.のBenjamin Aとの試合。このチームには、私と同じぐらいの身長(日本人男性の平均よりちょっと下ぐらいw)で、うちの子供達より20センチぐらい背が高い選手が3人のいました。(ホントに大きかったです)
特にMFの中心にいる子(17番)は身長が高い上に技術力、判断も良く、力もあり、ボールの配給に特徴がある選手でした。
結果は、前半は1-0で折り返したものの、後半にひっくり返され2-4で敗戦。
両方の試合で後半逆転されてしまいました。

(試合前のアップの光景)

この2試合での一番大きな反省点は、自陣ゴールキックからの展開でボールを奪われる状況が連発してしまったことでした。ゴールキーパーが一学年下でしかも身体が小さいということもあり、相手はそれを狙ってきます。今まで何度か対応を練習してきたのですが、まだまだものに出来ていないのが明確になったので、来週からもう一度ゴールキーパーからの展開を改善しようとルイスと話しました。
とにかく、リーグより強い相手と試合ができ、今まで曖昧になってきていた課題が再度明確になったのは良かったと思います。来月はリーグチャンピオンのトーナメント戦が待ち構えているのでそれに向けて、改善を続けて行きます!!

あと、同じ会場にValenciaCF BenjaminC(8歳クラスの一番良いチーム)が来ていたのですが、本当に素晴らしいチームでした。チームとしてオーガナイズがしっかりしている上に、個人能力で相手を圧倒していました。特にMFの真ん中にいた9番と左サイドの8番の子は最高に良かったですね。きっと来年はBenjaminAで、次は・・・という風に上がっていくのではないかと思います。あんな才能を見たのは久しぶりでかなり興奮しました。

いつか自分もあんなチームを率いれるようになければと思いました。
頑張るぞ!!!

2012年4月14日土曜日

やっぱり現場!

先週はセマナ・サンタ(イースター)ということもあり、一週間近く練習が休みだったのと、個人的な都合でその前の練習1回を休まなければならなかったので、今週の現場は2週間ぶりでした。

いやぁ、やっぱり現場は楽しいですよね。あの雰囲気が最高です。
自分が一番ワクワクする場所です。

さて、今週はリーグ戦がお休みで、トーナメント戦に参加です。予選の相手にはValencia CFの"Benjamin D"が待ち構えています。現在までValencia CFとは"Benjamin L"に2勝、"Benjamin H"に1敗という結果です。ここまでの流れを考えると、今回は"Benjamin D"なので、当然厳しい試合が待っていると思われます。もっと言うと、大半の時間を攻め込まれる状況となるでしょう。ただ、勝てないわけではないので、今までの準備と試合状況を分析して、勝つようにチームを導きたいですね!それこそ監督の醍醐味ですね!!


とは言っても、まだまだ言葉の壁が高いのも事実で、今日の授業でzakiは中々喋れるようになんねぇなって言われる始末。。。

29歳を迎えて、もっともっとやることやらないと。
後回しにしてる暇なんてないぞ!!

2012年4月6日金曜日

久しぶりの海に行ってきました

さて、今日はかなり天気が良く、暇を弄んでいたので海の方へ行ってきました。
海岸は広く、綺麗な砂浜なので各国の旅行者がバケーションに来ていらっしゃいます。

ホントに綺麗でうちからも歩いて20分程度で着くので、
散歩がてらよくひなたぼっこに行っています。
本をここで読みたいな、って気持ちはあるのですが、さすがに暑いので諦めました。
写真を撮れればよかったのですが、カメラを忘れてしまい味気のないブログになってしまいました。

さてここは、F1ヨーロッパGP(バレンシア)の会場にもなっていて、
しかも市街地コースなので、普通に車が通っている道がそのままコースになっちゃいます。

今年もここでGPが行われるのですが、日本でチケットを買うとどれぐらいなのかなと思って家で調べてみたらビックリ!!!!
まさかのチケット代が通常価格の約1.5倍で売りだされてました。
凄いなこの会社。。。ということで、もし、F1ヨーロッパGP(バレンシア)のチケットの個人購入を考えられている方はご相談ください。

下記の地図でご覧になりたい座席を指定して頂き、何日間ご覧になられるのか(予選1日目、予選2日目、決勝)をお教えいただければ、格安で購入代行致します。


参考までに、一番高い席(P4)の3日間パスは、6万円で承ります。ちなみに、他の会社さんですと、8万円超で売りだされていました。

ってな感じで、売り込みしてみましたw
私も観に行こうと思っているので、誰かご一緒しましょう!!

チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ

昨日、ヨーロッパリーグの準々決勝が行われ、我らがバレンシア、アトレティコ・マドリード、アスレチック・ビルバオ、スポルティング・リスボンが勝ち残りました。

今回のヨーロッパリーグは、チャンピオンズにから落ちてきたマンUとマンCもいた中で行われたわけなのですが、最終的にイベリア半島勢でベスト4を占めることになりました。

いやぁ、まさかこんなベスト4になるとは思いませんでしたが、かなり面白い展開ですね。

正直、我らがバレンシアは初戦を落としていただけに、AZに守られるとちょっと厳しいかなと思っていたのですが、素晴らしい集中力でいい試合を見せてくれて、勝ちあがることが出来ました。

また、チャンピオンズの方もバルサ、マドリという2チームがベスト4に残っており、チャンピオンズ、ヨーロッパリーグ共にスペイン勢が優勝するのも夢じゃないですね!!


ちなみに、私が贔屓にしているレバンテ君は今のところ来年のヨーロッパリーグ圏内の4位。
仮に、チャンピオンズをバルサ、マドリが取り、ヨーロッパリーグをバレンシア、アトレティコ、ビルバオが取ったとして、現在4位のレバンテ君にも来年ヨーロッパリーグを取るチャンスがあるのでは!?

と捕らぬ狸の皮算用をしてみるのでした。。。
頑張れレバンテ!!頑張れスペイン勢!!


2012年4月2日月曜日

新年度&29歳を迎え

さて、新年度、29歳を迎えました。

いやぁ、誕生日を海外で迎えるとはなんだか感慨深いですね。
おもろい人生ですね。どんな人生になろうともそれを素直に受け入れながら生きていこうと思います。

さて、年度末から新年度を迎えるにあたって友人たちが色々と動き始めてますね。彼らと日本で会うのが楽しみです!!
さて、私はというと、スペインでの生活にも慣れ、生きていくには問題がなくなりました。しかし、だからこそ新年度&誕生日をきっかけにもう一度気を引き締めないといけないですね。

では、いい区切りなので思ったことを書いてみます。

今までの人生は高校、大学、就職とある意味、枠の中で頑張り自分を表現することに専念していれば良かった人生。きっと人並みにその中で楽しい人生を送れただろうと思う。ただ、それに疑問を感じ、飛び出した半年前。今は誰にも仕事を与えられないし、指示もされない。何もしなくても時間は過ぎていく、ただただ時間が過ぎていく。全ては自分が考え動くことでしか物事が動かない環境。すごく辛いし、すごく力がいる。時に挫けそうになるし、日本に帰りたくもなる。きっと、与えられることに慣れていたんだろう。自分は出来ていると感じていたのも、きっと自分の本当の力じゃなかったんだろう。ここに来て思う。
だからこそ、本物の力を手に入れたい。本物の強さを手に入れたい。それは物質的なものでなく、ただ自分が納得行くものを手に入れたい。笑って死ぬために。
だから難しいことだけど、自分を誤魔化さないで、自分に言い訳しないで、自分に甘えないで生きていかなければならない。そのためにここに来たのだから。
誰よりも楽しい、満足のいく人生を送らないとね!!!

ということで29歳の今。60歳ぐらいになった時、29歳が人生の分岐点だったと言えるようにやれることをやる!!!

最後に、29年間の私の人生に影響を与えてくれたすべての人に心から感謝!!
特に両親には7歳で心臓の手術をしたことから始まり、親元を離れ大学を筑波にすること、就職を東京ですること、更には仕事を辞めてスペインに移住することと、本当にずっとずっと心配かけてばかり。なのに、笑顔でスペインに送り出してくれた事に心から本当に本当に感謝。ありがとう親父&オカン!!!

そして皆様、これからも尾崎剛士をどうぞ宜しくお願い致します!!!

2012年4月1日日曜日

とある高校の試合を観て

先週は今抱えている仕事の一貫として、Huracan Valencia(ウラカンバレンシア)という2部Bリーグ(スペインのリーグは1部→2部A→2部Bというカテゴリー)に所属するプロチームの練習を観に行ってました。
彼らの中には1部や2部Aでプレーしていた選手もおり、かなりレベルが高いチームで、現在リーグで上位につけています。
先週は彼らの練習を見させてもらい話もし、更にその結果を週末の試合で確認でき、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

さて、そんな中いつものように練習をみていると、後ろで一緒に観ていたスペイン人の子供が
「なんか中国人がいっぱいこっちに来てるけど。。。」
と、ブツブツ言い始めたので、ちょっと気になってフッと見てみると、同じ色のジャージを着た日本人のチームが30人ぐらいの大所帯で来ていました。事前に何の情報も無かったので、後ろのおじさんに聞いてみると
「昨日はフベニール(U-18)のBと試合をして日本のチームが勝ったみたいだぞ。今日はカデーテ(U-15)のAと試合をするってよ」
と教えてくれました
本来は仕事のため、トップチームの練習後はすぐに帰らなければならないのですが、日本のチームがスペインのチームと試合をするのを見る初めての機会なので、前半だけでも観ようと思い、留まることにしました。

試合前、時間があったので監督らしき人に話しかけると、名古屋高校の生徒さんたちだったらしいです。毎年スペインに遠征に来てるんだとか。羨ましい限りです。

さて、仕事の関係で前半だけしか見られませんでしたが、特に日本とスペインのサッカーの違いについて初めて感じたことを中心に、ちょっとだけ感想を書きたいと思います。

まず、その高校は素晴らしく組織的にサッカーが出来るということ。規律に従って監督の言うことを聞いて動けていましたし、その部分ではスペインのチームを上回っていたように思います。日本がやれることを見事証明してくれました!!
ただ反面すごく気になったのが、球際とリズム。
球際はリーチと慣れという部分もあるので多少仕方ないとは思うのですが、ただ身体の使い方に慣れていないと思う場面が多々見られ、練習から削りあうスペインの優位性が見られました。
あとはリズム。日本のチームは組織的にパスも回せていたのですが、パス回しが単調すぎ、ショートパスが多すぎるため展開力に欠けた印象を受けました。縦パスが入った後や、サイドへパスを付けた際にプレースピードの変化が見られず、リズムが変わらないので、守る方はかなりやりやすかったのでは無いかと思います。コレはトレーニングで改善できることなので、是非とも取り組んでいただきたい内容だと感じました。

もっと彼らの試合を見て、監督の方とも話したかったのですが、如何せん自分の時間が限られていたため今回は断念しましたが、もっと日本のチームとバレンシアのチームの試合を観てみたいなと強く思いました。

もし、バレンシアに遠征をお考えのチームがありましたらコーディネートさせて頂きますのでご連絡下さい。
また、指導者の方でサッカーを見たい、こちらの指導者と話がしたいという方も大大歓迎です。旅行のついででも構いませんのでお気軽にご連絡いただければと思います。

またまたお別れ会

またまだお別れ会に参加してきました。

今回の主役は京子さん。彼女は、バレンシアには8年前に一度来られて、1ヶ月程スペイン語を勉強していたらしいです。そして先月またバレンシアを訪れて、1ヶ月スペイン語を勉強されていました。

さて、昨日は彼女の家にご招待いただき、彼女とスペイン人のルームメイトが作ってくれた料理を一緒にいただきました。
これがめっちゃ美味しかったし楽しかったんです!!
まさにスペイン人!!!!って方たちで喋るし、笑うし、踊るしで、もう最高!!!

(みんな笑ってる〜〜)


お別れは悲しい事なのですが、こうやって皆で楽しんで送別できることに感謝!!

(またまた笑ってる〜〜)

京子さん!!
またバレンシアで楽しい時間を過ごしましょうね!!!

2012年3月27日火曜日

Torre Levante戦

さて、今日はホームでTorre Levanteとの試合でした。

我々のチームは、選手を10人抱えてて7人制の試合を行なっているのですが、今日はまさかの1人旅行(FW)、1人風邪(DF)、1人骨折(GK)という状況になってしまい、7人制の試合を7人で戦うことになりました。
ここバレンシアの8-9歳のカテゴリーは、前後半25分で、その試合時間は交代を前提に時間が組まれています。

さて、試合はというと9-1で圧勝だったのですが、どうも内容に納得がいかなかったのです。なぜかというと、MFの中心に入るアレックスの自己中心的なプレーが目立ったからなのですが、例えば、カウンターで3:1の場面が出来ても、確実な方法を選択せず自分でシュートを打つし、無理にドリブルを仕掛けることが多かったのです。

もちろん、今までにもそういった場面はありましたし、彼だけでなく他の選手にも見られることなのですが、今日はあまりにも目に余ったので、それをルイスに伝えると、ルイスも同様の印象を受けていたようでした。

なので、来週の練習で何とか改善しなければとボカディージョ(フランスパンに具を入れたもの)を食べながら話したいたのですが、そこに他の選手のお父さん方々が来て、『おい、アレックスは1得点5€って言われてたらしいぞ』というのです。彼は父親に1ゴールで5€もらえるという契約をしていたらしいのです。

皆さん、これをどうお考えですか??
モチベーションを上げるために、1ゴールに対して何かプレミアをつけることはアリでしょうか?

私はコレについては、アウトです。
もちろん、プロ選手がそうであるように、選手のモチベーションを高めるための1つの方法として有り得るかもしれません。
ただ、それでチームが壊れるのであれば絶対にナシです。また、個人でそれを行うのもナシです。もし、プレミアをつけるのであれば、チームに対して行うべきで個人ではありません。私個人の考え方ですが、選手は常に、チームのために個人が存在するということを意識するべきだと思っているからです。
こういう考えの基、来週、彼と彼の父親と話さなければならないと思っています。
(U-7の試合。チョー可愛いんです!!)
さて、そんな微妙な状態が出てきた中にも、個人的にかなり嬉しい情報が舞い込んできました。

それは、、、


来年のコーチングスクールがバレンシア市内で行われるかもしれないのです!!

普通じゃん。と思ったそこのあなた!!!
バレンシアはちょっと違うんです!!!
今までは、バレンシア市内から1時間程車で行った所で行われていたので、我々のような車を持っていない人にはつらい状況だったのです!!!

それが、来年からバレンシア市内の地下鉄でいけるところでスクールが開かれるらしいのです。ただ、この国ですから確定するまで糠喜びしてはいけないのですが、なんせ行くのが難しいと思ってたので、かなり嬉しい情報です。

なにがともあれ、自分のスペイン語能力を上げないことには話が始まらないので、毎日の読書を続け、スペイン語にもっと慣れないといけないですね。


(U-15がLevanteと試合をしてました)

2012年3月24日土曜日

別れ

今月もバレンシアから1人の日本人が帰国されました。
自分がこちらに来てから、何人もの友人と別れの儀式をしてきましたが、やっぱりコレだけは慣れないというか、毎回どうしようもない感情になってしまう。もちろん、自分みたいに永住を考えて来ている人が少ないことも、大体1年弱で帰ってしまうことも分かってはいるのだけれど、どうもダメですね。彼らと過ごした時間がここに残っているだけに、残された側としてはいつも思いだしてしまうんです。
ただ、彼らも日本で大きな一歩を踏み出そうとしているわけですから、それに負けないようにこっちで精進しないといけないと思い直し、また一日が始まるわけです。

(バレンシア在住の友人たち)


こんなことの繰り返しですが、きっと日々成長しているんだと言い聞かせながら、毎日を大切に生きていこうと思います。

(バレンシア最後の日)